ぜぶ blog

オタクごと:リアルごと=8:2ぐらい。の予定。

【メモ&感想】しょばみゅ大阪 9/14・15

しょばみゅ大阪9/14、9/15マチソワを観ました!

本当に最高で最高なんですけどなんでこれ全然後ろの方とか埋まってないの⁈梅芸シアドラが割とデカいからとはいえもったいなくない⁈ってことで、宣伝・布教(をできるだけの文章力があるかはおいといて)を兼ねた感想をば!

ネタバレ踏みたくない方は注意。

 

宣伝ポイントその1!

しょばみゅ=Live Musical SHOW BY ROCK!!では、顔のいい成人男性(一部成人してない)たちのケモ耳ケモ尻尾が合法的に2時間拝み放題です!!

こういうこと書くと「これだからオタクの視点気持ち悪いんだよ」的なことを思われそうだし、私も客観的に見たらそうだと思うんだけど、本当に本当にこれがありがたいです...しかも、元がサンリオだからこれまた「かわいい」を存分に分かってるんですよね!ビジュアルもかわいい!キャラの設定もかわいい!

「推しが出てます!」って方はもちろんチケット持ってるか観劇済だと思うんですが、ちょっと気になるあの俳優さんも出てるんだ...ぐらいでも観て損はないと思います!!

 

 

宣伝ポイントその2!

自由度が高く、観た後に幸せになれるストーリー!

原作そんなに詳しくないので間違ってたらすみませんが、今回も舞台版のオリジナル話のはず。ドタバタは起きるんだけど、そのきっかけも過程も、悪意ベースのものは何もなくて、みんなが自分や他の人のことを思った結果なんですよね。観劇後の後味がよく、爽やかでハッピーな気持ちでいっぱいになります!

あと、基本的にギャグベースなので、はちゃめちゃ展開も楽しめる!まさか好きな俳優さんのラインダンスをここでも観ることになるとは思わなかった笑(数ヶ月前に鉄ミュで観た)

キメ顔、怒り顔、焦った顔、困った顔、余裕の表情、笑顔、心配顔...キャラにもよるとは思いますが、一舞台でこんなにくるくる変わる好きな俳優さん観れるの幸せすぎるでしょ!

日替わりも充実してて、何回入っても新鮮に笑えると思います!

 

宣伝ポイントその3!

多彩でかっこいい楽曲!!

なんせ元がアプリの音ゲー!本業は音楽なわけです!個性豊かなバンドのLiveと楽曲は本当に本当にかっこいい!

演奏はエアだけど、それを感じさせない(というとさすがに技術的に無理があったり、いや絶対その手合ってないやん!!だったりする人もいるので手放しに言えないところだけはちょーーーっとだけ残念なんですが)熱量のあるLiveが各バンド×2曲の8曲も堪能できます!

バンドもそれぞれのカラーがあって、ゴリゴリロック、キラキラアイドル系、ピアノとバイオリンが絡んだオシャレ系、スタイリッシュなロック系となんでもござれ!きっと好きなテイストのバンドが見つかるはず!

どんだけ本編がはちゃめちゃ展開でもLiveは全組きっちりかっこいいので、メリハリがあって盛り上ります!

また、この公演ではLive以外でも普通にミュージカルとして楽曲がいっぱいあるので、各バンドのボーカル以外のキャラたちの歌も楽しめます!

 

各バンドやキャラの感想も書こうと思ったけど、あと9/16マチソワと9/17マチネしか公演がないので、一旦ここでこのブログは公開します!

これ読んで「行こう」って思ってくれる人が1人でもいたらいいなぁと心から思います...!!

 

別記事か追記でその内各バンドやキャラの感想も書きたい!

Dear Prince 〜乾先輩へ〜

2018年5月20日をもって、テニミュの青学9代目が卒業した。

彼らが新青学に決まり、情報解禁がされた約2年前、手塚役のうのくんは告知ツイートを何度か削除しては上げ直していた。確か最初のツイートには「9代目」というワードが含まれていたはずだ。テニミュの青学において、卒業していないキャストはキャラ名のみを名乗るべきというルールがあることを、テニミュ初心者だった私はこの時初めて知った。ついこの前のことのような気がするが、彼らは先日の挨拶でもう「9代目」と名乗る立場になってしまった。時の流れは早い。

9代目は私にとって初めて最初から最後まで見届けた青学で、リョーマ役のにちかくんを除く彼らは、もう二度とキャラとして目の前に現れないのだと思うと不思議な気持ちになる。もちろん、しょう君の乾先輩も。

ドリライから時間も経っているしただの自己満足なんだけれど、私にとって特別なキャラになった乾先輩への気持ちや思い出を語ります。長いです。

 

テニスの王子様という作品を好きになってから十数年。人生の半分以上をこのジャンルに浸かりながら、特に好きなキャラとして乾貞治という名前を挙げることはおそらく一度もなかった。取り立てて苦手だとか嫌いだという印象もなく、ニュートラルに見ていたと思う。2014年当時、Twitterで流行っていたテニスのキャラを自分の好きな順にソートできるツールの結果の写メを残していたものを見返したが、100キャラ中49位だった。多分、いつ結果をとってもそれぐらいの位置だったと思う。

 

それを変えたのは、テニミュ3rd関東氷帝公演の凱旋初日。2バルの立見席から双眼鏡越しに覗いた乾先輩。校内ランキング戦で手塚に負けた時の、絶望的な表情と流れる汗は、1年半以上経った今でも忘れられない。すとーんと何かに落ちたかのように、「あ、私はりょーせい君の乾先輩の演技が好きだ」と思った。そのまま終演後に、それまで過去公演を含めて1枚も買っていなかった乾の写真を初めて買った。ちょうどジャンプショップで過去写真販売のフェアもやっていたので、後日に過去写真も買い足した。多分4種類か5種類は買ったと思う。まさか自分にとっての10回目の3rd関東氷帝公演で、いきなりこんなことになるとは、と思った記憶がある。思うように乾先輩を見られたのはその日だけで、その後に1回見切のチケットを持っていた他は、当日券に外れたり予定があったりで劇場には入れず、卒業の日の大千秋楽もライビュで見届けた。

せっかく好きになれたりょーせい君の乾先輩を心ゆくまで見ることはできなかったが、乾というキャラを見る目が少し変わった。私が好意をもったのは「乾貞治」というよりは「りょーせい君の乾」と言った方がしっくりくるような感じだったが、気になる存在になった。

 

その状態からの、9代目のビジュアル発表とキャストコメント。新しい乾先輩が、あまりにも自分の好みどストライクなビジュアルであることに気付いてしまった。なにこれ。めちゃくちゃカッコいい。しかも、すごく「乾っぽい顔立ち」をしているなぁと思った。切れ長の目にキリッとした眉、スッと通った鼻筋。ハッキリとした輪郭、顎のライン。TSCのお披露目会は仕事の都合で申し込まなかったが、流れてくる写真がどれも素敵だと思った。六角公演の初日が楽しみで仕方なかった。

 

実際の六角公演の初日は、新青学のあまりにも残念なクオリティ(卒業公演の8代目の試合の再現を冒頭に持ってくるというのが先代との比較を煽った上に、私が代替わりというものを初めて経験したことも感じ方に多大に影響しているとは思う)と、氷帝の演出の盛大な解釈違いで、長いオタク人生の中でも5本の指に入るぐらいには死にたい1日だった。なんせ終演後、最初にTwitterで呟いた一言が「まだテニミュ好きでいさせて」。あまりにも負の感情が大きすぎて、勢い余って京急に身を投げなかった自分を褒め称えたい。呆然としすぎて、せっかく乗れたその終電では最寄り駅への乗り換えを忘れて乗り過ごしてはしまったけど。

幸いなことに次の日はマチソワで別作品観劇の予定があり、それが楽しかったことと、テニミュ初日のアンケートを書いたりして少し冷静になれたことでなんとか心を落ち着けることができた。初日の終演直後には良席を含めて手持ちの全て手離そうかとさえ思った六角公演を、もう少し落ち着いて見ようと思った。

 

しょう君の乾先輩は、かっこよかった。少し粘っこいような、単語ごとにゆっくりはっきり発音するような喋り方はちょっとひっかかるが、とにかくビジュアルが好みだった。「顔が好き」は魔法だ。だって本能だもん。抗えない絶対的な力。

ジャンルや界隈によっては「顔ファン」は馬鹿にされたり嫌悪されたりする風潮があるが、人に迷惑をかけなければ、別に何も悪くないではないかと、私は本気で思う。

「顔が好き」で目で追った乾先輩は、アンコールでは、本編中のきりりとした表情を一変させて、溢れんばかりのニコニコ顔になることを知った。他のキャラと違う振り付けをしているんじゃないかと思うぐらいの全力ダンスは、失礼だけどちょっとドタバタしていて愛しかった。サビの2回目の「STILL HOT IN MY HEART」のフレーズの後に肘を2回合わせる振り付けは、他のキャラは「とんとん」なのに乾先輩は「どんどん」という音が聞こえてきそうだった。上から拳を引いてくる振り付けは、そのうちおとなしくなるかなぁと思っていたけど、ずっとあの調子で、見る度に元気をもらえた。

 

六角公演は冒頭以外は氷帝の出番が完全に他校切り分けられていることもあり、青学中心のシーンやベンチは乾先輩(と、原作で好きなキャラである英二)を中心に見ることが増えた。どんどん舞台上の乾先輩を好きになり、「乾貞治」自体をもっと知りたくなって、原作を頭から読み返した。

 

ランキング戦で後輩に立て続けに負け、部内No.3だった自分がレギュラーですらなくなってしまうと決まった直後に「青学もまだまだ強くなる」と思い、笑みまで浮かべられるなんて、どれだけ大人びているのだろう。レギュラー落ちしても腐ることなく、それどころか部内のメニューを考え、時には休日に他校に出向いてまでデータの収集を行い、分析する。さらに表立っては見せないけれど、自分は普段の練習メニューの6倍以上の量をこなしてレギュラー復活を志す。かっこいい姿勢だと思う。

膨大な知識を持っていてもひけらかすわけではなく、トリオなどにも理解しやすく落とし込んで話す様や、自分を破った海堂にも適切な練習メニューを与えるところには面倒見と人柄の良さを感じる。一見、落ち着いているように見えるけれどもノリが悪いわけではなく、興味を持ったことをとことん楽しもうとする姿は見ていて気持ちがいいし、レギュラー復帰できた時に暑かろうがレギュラージャージを着たくて仕方なかったりするところは、年相応で可愛い。他校に煽られても、その場で挑発に乗るわけではなく、自分の技を見せつけてからの「奴らを黙らせられたかな?」なんて実は負けず嫌いであること表れで、心の中で静かに青い炎を燃やすタイプの人間なのだと思う。

 

原作を見て更に乾先輩を好きになって、舞台の上の乾先輩の好きなところもどんどん増えていった。

青学の選手が勝利した時に、おおっぴらにテンションを上げるわけではないが、控えめに胸の辺りで交わすハイタッチやグータッチがすごく「らしさ」が出ていて好きだ。ダビデのダジャレに呆れて、思わずハチマキを垂直落下させたり思わずずっこけたりしてしまうベタな反応が好きだ。(多分たまたま)英二の靴紐がほどけていた日には、いち早く気付いて指摘したり、トリオの回収し忘れた落ち葉が残っていた時には気付いて拾おうとするような(結局それに気付いたトリオの誰かが拾ってたはず)周りを見ているところが好きだ。剣太郎のちゅーハグ曲で、日によっては抱きついたり引っ張ったり「ハグハグのダンスしない?」と誘ってくる英二にちょっと困惑しつつも絶対に突っぱねないところが好きだ。日替わり乾汁のシーンで、たまにえげつない配合の汁を作ったり(バッタと抹茶で「バッチャ」とか本当に頭がおかしいと思う)(褒めてる)それを拒否する首藤くんを羽交い締めにしてまで飲ませるような、目的の為なら時には手段を選ばないところにも一種の尊敬を覚える。

 

立海公演では、なんといってもテニミュの乾先輩としては唯一の公式戦シングルス。4215曲で、大事な思い出を慈しむような優しい歌い方に聞き惚れた。データを捨てて咆哮する様は本当に全力なのが伝わってきたし、緊張感がすごかった。結果は知っているのに、思わず一球決まるごとに拳を握り締め、1ポイント取られるごとに「次はとって!」と心の中で叫んだ。流れる汗の量がすごくて、本当に外でテニスの試合を見ているかのような感覚になった。前年の夏は好きなキャラがどうしても「勝てない」ことに苦しんでいた私は、応援しているキャラが勝つというのはこんなに嬉しいのかと、試合が終わった後に感慨深い気持ちになった。

S3が終わった後に、ベンチでぐったりして英二にされるがままにお世話されたりしているのは、本当に体力を使い果たしているのが伝わってきたし、それでも不二先輩のデータを取ろうと必死になっている様は果てしない執念を感じて、すごくよかった。

 

立海公演の期間中には六角公演円盤のリリイべがあり、当然しょう君のいる関東の回に参加した。なんとなく予想はしていたものの、思った以上にテンションが高くてマシンガントークで、改めて演じるキャラとの違いに驚いた。「役に決まった時、この俺がほんまに2時間や3時間も乾先輩でいられるんかな!?って思うじゃないですか!?」のようなことを言っていて、本当にその通りだと思った。役者さんってすごい。だって、しょう君の乾先輩は、私の中では本編中は一回も「あぁ、素で本人が出てるなぁ」と思った瞬間がないから。キャストさんによっては、ギャグのシーンなんかは本人として笑いをこらえている人もいたりする。それがいいか悪いかは別にして。

しょう君が乾のことを「乾先輩」と呼ぶのは、リアルタイムで乾というキャラが人生の先輩である頃からテニプリを愛しているからだろうし、本当にこの作品が好きなんだろうなぁというのが言動の端々から伝わってきた。トークも、すぐに前に出てこようとはするものの、個人的にはまったく不快には思わなかった。自分の話ばかりではなく、他のキャストの面白い話なども聞けたりするし、基本的にポジティブな話だし。

1番好きなキャラを演じているキャストさんが、舞台上での姿は大好きなのに、諸事情あって3rdで1番苦手なキャストさんになってしまった私にとって、キャラとキャストを同時に好きになれるのはありがたいと思った。

 

 比嘉公演では、ベンチでの乾先輩の顔がとても穏やかで、六角公演の最初の頃とは全く違うなぁと思った。多分、気合を入れて顔を作らなくても、自然に乾になれるようになるほど、役が更に馴染んだのだと思った。しゃべり方も随分スムーズに聞き取りやすくなって、この公演が本公演として最後だと思うと切なくなった。試合の時には、初めてハーフパンツ姿を見たので、あまりにも足がまっすぐで美脚で見惚れた。試合終わりに海堂の背中を雑に叩いて声をかけるところは、「自分から」人に何かをしかけることの少ないテニミュの乾先輩において、海堂が特別な存在であることが伝わってきてよかった。(いつからか叩き方がソフトになってしまったが、最初の頃の方が私は好きだったなぁと思う)

 

乾先輩を好きになってから色々な思い出ができた。

 

六角公演のお見送りでメガネをあげる仕草をしたら、そのポーズを返してくれて、キメ顔がかっこよすぎて目が離せなかったこと。

乾会直後の乾先輩の演技の変化が見たくて、急遽名古屋公演への遠征を決めたこと。

六角公演の大千秋楽の序盤の調子があまりよくないように思え、いつもと違うセリフの言い方にハラハラしたこと。

ドリライ2017前のドリームライフ音声でしょう君が「俺の出番の時にはメガネかけて全力でペンライト振ってな」と言っていたのもあり、メガネ屋を4件ハシゴして、しょう君の乾先輩のデザインに似て自分にも似合う伊達メガネを作ったこと(我ながらこう書くと非常に気持ち悪いけど笑)。

ドリライ2017の大千秋楽の「俺たちのダブルス」であまりにも音を外し、(結果、あれだけゴリゴリに音声編集をかけるテニミュ円盤が、本来の音に寄せることを諦めたのはさすがに笑った)頭を抱えたこと。

立海公演の初日に、歌が急激にうまくなっていたために4215で歌っているのが本当に乾先輩か分からなくなって、3バルから双眼鏡を覗いて息を飲んだこと。

勝手に鍵っ子一人っ子なイメージを持っていたため、六角公演の日替わりでの「お母さんに洗濯してもらわないと」という発言や、チムパ日替わりでの「両親の旅行中に一人で過ごしてみて、あたたかい家庭のありがたさを痛感した」のようなフレーズに驚いてほっこりしたこと。

チムパのお見送りで直接「大好きです」と伝えられたこと。

比嘉公演のお見送りで、後ろの人が木手くんに宛ててやったポーズに「はいでぇ!!あ、間違えました!!」と全力でやっていて微笑ましかったこと。

23.5巻で15年以上越しに初めて好きな食べ物が発覚して、私もパクチーが好きなのでテンションが上がったこと。

ドリライ2018神戸公演で乾ファンの友達と連番からのお泊りをして、乳酸菌飲料で乾杯し、夜中に青9の卒業アルバムと写真を見ながら学生時代みたいにきゃーきゃー騒いで、楽しくて仕方なかったこと。

ドリライ2018の大千秋楽で、ハートの落下物が降ってきた時に「もしかしたら誰かのサインが入っているかも」と頭によぎりながらも、せっかく近くにいる乾先輩の姿を少しでも目に焼き付けたくて、目もくれずに舞台上を見続けたこと。

 

全部全部、本当に大切で愛おしくて、忘れたくない出来事だ。

 

また、私は現在、俳優さんとしてはりょーせい君を応援していて、なんだかんだでテニス卒業後の舞台は全演目とも1回は行っている。弱火なので界隈で使われる狭義の意味での「田中のオタク」ではないと思うが、りょーせい君の1ファンではあると思う。舞台上のりょーせい君は、どの役をやっている時もいつ見てもキラキラしていて、現場に行くたびにこの人を見られて幸せだなぁと思う。

 

 

乾先輩へ。

お誕生日おめでとうございます。

「貴方を好きになってからの毎日が本当に楽しいです」

去年のお誕生日にTwitterに投稿したこの言葉を、今年も変わらずに思っていられることが嬉しいです。貴方を好きになって、たくさん幸せをもらいました。本当に本当にありがとうございます。

 

 

次の公演からテニミュの青学は代替わりして、10代目を迎える。また乾先輩に落ちたらそれはもう運命だと思うし、違う人に落ちたらそれはそれで絶対に楽しい。

特別な「好き」が増えるのは本当に楽しくて、きっとテニミュはまたそれを運んでくれると思う。

【メモ&感想】鉄ミュ3 東京公演5/12・13

5/12・13ともマチソワで鉄ミュ(ミュージカル青春鉄道)3の東京公演を見てきました!遠征から帰ってきても数日ずっと余韻が続いていて、頭の中が鉄ミュでぐるぐるして幸せなので、記憶が新しい内に、箇条書きでも感想を書きたいなぁと。

思いっきり内容について言及してるので、神戸・新潟で初見かつネタバレ踏みたくない方は注意。

 

いやぁ、ほんっっっとうに面白い舞台!!こんなに短く感じる2時間ってそうそうない。前作はネタ系の話が多かったけど、今回は黎明編なんて爆弾を抱えてやってくるもんだから、気持ちをどこに置いたらいいか分からない。。。号泣して涙で視界がぼやけてる中に次のネタ系の話や曲が始まるので心が鍛えられます(超褒めてる)。今、「秋田と山形」って字面見ただけで笑えるもん。黎明編が加わったことで、爆笑しながらもシリアスな話と演技も楽しめるから一度で二度美味しい。

 

各路線感想(並びはパンフレット掲載順)

 

東海道新幹線

ネタ的にも言われてたけど、もはやシンボル。出番が少なかろうがインパクトがすごい!むしろ説明されるまで出番少ないと思ってなかった。あの身長なのに誰よりも存在感あるながやん節。東海道兄弟SHOWのところの笑顔がめっちゃキラキラしてて、動きもバリバリで楽しそうでよかった。山陽さんサンドバッグのシーン、グリーン席で間近で見たら、倒れ込み方とか鋭い蹴りとかほんとに全力で笑ってしまった。。。あと、黎明のところの満州鉄道のくだりのカタコト日本語が、クオリティが高すぎてめっちゃ器用だなぁと!

 

東海道本線

今回のジュニアめっちゃ格好良いところ多かったよね!?3時間戦争の東北本線との向かい合いのところにしびれた!鯨井さんの雰囲気のスイッチングの仕方がめっちゃ好きです。「兄さん」って言ってる時の一種の顔芸とも言えるぐらいのへにゃっとした笑顔と、真面目になる時のギャップが最高。連番した友達が、「なんかキメ方に宝塚的な何かを感じる」って言ってたのめっちゃ共感した。纏うオーラとか間の取り方とか確かに。

 

西武池袋線

Twitterでネタバレ見てたから知ってたけどまさか本編には登場しないとは!だからこそ、東京楽カテコだけ出てきてくださったのめっちゃ嬉しかった...全力で万歳しましたよ!「手を挙げるのは耳まで!後ろのやつのことは気にするな!」ってみんなが確かに気を使っていたであろうことにちゃんと触れて乗らせるのが、さすがキメ様感。後アナ、初めて聞いた時は録音かと思ってたけど、あれ毎日やってくれてるのね!?たまに後ろがわちゃわちゃしてたりで楽しい。

 

東武東上線

相変わらず愛は重かった(笑)でもあんだけまっすぐだと清々しいと思う。新潟で秩鉄来るのが本当に楽しみ!フライング東上曲めっちゃ楽しくて脳内麻薬出るねんけど、ちよばん話で毎回号泣した後だから情緒がすごいことになってあれ。歌ってる間常に全力笑顔なのがいい!!かわいい!!

 

りんかい線

ほんっっまに美しい!!一慶さんこんなに近くで見たの初めてで、360℃どこから見てもこんなに美しい顔の人間って存在するんだなぁ。お写真買ったら、指が思ったよりごつごつしてて不意打ちできゅんとしてしまった。色気がすごい。「溶けた」のくだりとか、どこから来たの?やポーズ決めていくとこのアドリブとかも毎回きっちり面白くてずるい!!

 

 <上越新幹線

好きすぎて語彙力が死ぬ。相変わらずいいお身体をしてらっしゃる!前作の時に、キャラに合うように、脱ぐ役だけどあえて鍛えすぎないように、って言われたっていうのに本当に感謝してる。適度な筋肉が最高。今回の上越上官は、かわいいエピソードばっかりピックアップされてて、長野上官がいないのもあってイヤミな面もあんまりないし余計に愛しい。ペンギンのぬいぐるみ大事にしてるところとか本当にお子様でかわいかった。。。3時間戦争の新潟組のところの日替わりのお笑いネタがクオリティ高すぎで賞賛したい。小梅太夫とか特に。私自身が役者さんでいうと涼星くんのファンなので、つながる青春とか定点してることが多いんだけど、ひとつひとつの動きが、長い手脚をしっかり活かしてて、どんなトンチキダンスやってる時でも本当にかっこいい!

 

山形新幹線

一慶さんほんとすごすぎでしょ!?いい意味でりんかい線と同一人物が演じてるとは思えない。方言めっちゃ自然ですごいな~つながる青春の山形さんパートの演歌のこぶしの入り方に笑った。

 

秋田新幹線

相変わらずめっちゃ食べてた。OPのつながる青春は秋田の食べ物の日替わりも楽しくてありがたい!東京楽のサラミリレー本当に面白かった。あと、東京楽の山形さんのシーンで食べてるのが何なのか気になってて、バターってレポ見たけど本当ですか。お身体大事にしてください...体重管理大変そう。カモシカ刺しに行くくだりとかカエルに塩振ってる時の顔がめっちゃ真顔でウケた。

 

北陸新幹線

今回出番少なくない!?って思ったけどコウジさん1人で3役やってたらそりゃそうか(笑)冒頭で信越に「むごい」とか言われても余裕の笑み浮かべてるところの表情が好き。

 

信越線>

いやー、相変わらず気持ち悪くてよかった!パーツ切り売り曲の後の決めポーズとか最高。あと、3時間戦争の日替わりネタのとーけんらんぶのくだりは毎回笑う。短パン履くよ、ってことは短刀かな...似合うな。イヤミーズの時とかに特に顕著な毒の吐き方も好き。本当に「スズメバチ」っぽいよな...

 

<銀座線>

あんな優雅な雰囲気なのに、つながる青春の銀座パートがごりごりした雰囲気なのめっちゃよくないですか!?パンフレットで自身もおっしゃってたけど、本当に誰かを大好きな役ばっかやってるなぁキメ様。西池より外面には押し出してないけど、早川さん認めない相手への報復が「消す」とか「殺す」なのが静かな狂気を感じていい。

 

丸ノ内線

圧倒的光属性!!前略、早川さんの銀座ソロの後の丸の内のソロ、演出も相まってめっちゃ泣ける。銀座との体格差がすごくて、「でくのぼう」って言われるところの説得力がすごい。でも実は優秀なのめっちゃいい。つながる青春の丸の内パート、N〇Kの教育番組チックで好きです。

 

宇都宮線

いなせさんの演技が!!本当によかった!!尾久駅ふたりぼっちの時に落ちる涙があまりにも美しすぎて。ぽつぽつとかすれるように歌うソロパートが本当にしんどい。東北本線の時は、しゃべり方やそれにこめる思いも表情も、宇都宮線の時とは全然違って。本当にあの出来事があるからこそ今の宇都宮はいるんだな、って思った。1回これ見た後だと、にやーっとした憎たらしい笑顔やイヤミも含めて、宇都宮のすべてが愛しい。

 

高崎線

郷本さんも尾久駅の演技が本当に素敵だった...高崎はいつでもまっすぐなのがまた胸にくる。現代でしっかり苦労人してるのもいい。EDのつながる青春聞いてると本当に高崎のポジションって大変だよなぁと。ツッコミの冴え渡り方も好き!

 

<常盤線>

セーラー服の時に出してる足が意外としっかりしててびっくりした(笑)。テンション高くて何事も自分のペースに巻き込んでしまえそうな強さを感じる!in the boxの最後のセリフは、Aブロックで表情が見れた時に本当に泣きそうになった。あ、ランブロの常盤めっちゃ目がくりっくりでかわいいです!西池さんがめっちゃシュッとしたかっこいい路線だったから違いにびっくりした!

 

<千代田線>

あーーーー、もう好き!!!確実に私の性癖を抉ってくる!!3次元に存在してくれてありがとう!!神里くん、ご本人はあんなにキラキラしてるのにモブ顔うますぎでしょ天才。つながる青春で基本的に光のない目してるの最高だからみんな見て!ちよばんハロウィンの時に目開けたまま倒れこむ表情も本当に好き。あの後、ハイタッチのために手を出すのが千代田からっていうのもめっちゃよくないですか!?なんだかんだああいうノリも常盤のことも本当に好きなんだよなぁ。

 

京浜東北線

尾久駅の「いい加減にしなさい」の言い方があまりにかっこよくてビビった。いつものギャグ感とは全然違う!今回ナイフもめっちゃ出してくるし、けーちゃん本当にオスな感じ。かと思えばカテコでしっかりいじられてて笑った~ちゃんと東京楽の後はけーちゃんの言いつけ通り山手線に乗ってバス乗り場向かったよ!!エアセクションのところの飛び跳ね方がめっちゃ漫画チックでじわじわくる。

 

横須賀線

わざとじゃないかもしれないけど、近くで見ると衣装が近くで見ると妙にしわっぽくて(他の在来線比)ヤンキー感があって謎のときめきを覚えた。しゃべり方が絶妙に頭足りてなさそうでいいな~と思ってたら、つながる青春の横須賀パートが「脳筋」祭りでウケた。最高。身体も大きいし本当に強そう!

 

長野新幹線

相変わらず!!かわいかった!!パンフで青春先生も書いてたけど、身長あんまり伸びてなくて役的な意味で本当によかったな...信越を殴るところが地味に日替わりでヒートアップしてってたの笑った。

 

上越線

あまりにも美少年!正直、漫画で見る上越線ってそんなに綺麗なキャラの印象じゃなかったからびっくりした...振り切ったモンペ感強くてよき。前回が上越上官と長野上官の絡みが多くて、中の人的な意味では同じなのに全然違う絡み見れて嬉しかった!

 

<山手線>

晃ちゃんさんの内回りの壊れっぷりがすごくて爆笑した。呪いの人形みたい(褒めてる)

兼崎さんは仕込んでくるネタが本当に面白かった!他の人の山手も見るのが楽しみ。

 

 

その他感想 箇条書き 時系列ばらばら

 

・つながる青春OPの信越が長野上官の方ばっかり見てるの気持ち悪くて最高だった。

・つながるOPで秋田上官が他の子たちに食べ物勧めてくるの意外な展開があって本当に面白い。嫌がった末に結局ポテト口につっこまれてた上越上官ほんまにかわいかった。けーちゃんパートのエア楽器にも全く加わらずひたすら食べてる秋田上官もマイペースで好き。

・つながるOPの銀座パートの上越上官が悪に染まれないマイルドヤンキー感があってかわいい。

・うつたか+上越上官曲は本当に舞台上の方々のスタイルがよすぎて、見上げながら自分の目がおかしくなったのかと思ってしまう!最後のかずにょろポーズ不思議だけど謎の魅力がある。perfumeとかのジャケットにありそう。

・円盤収録日の前日に普通アーバン走ったのあまりにも「もってる」でしょ鉄ミュ。

上越上官グレーのコート似合いすぎ!そのままファッション誌とかに載ってほしい。

・まさかその下のコートがセーラー服とはだよな...普段の全開にしてるのもいいけど、腰のあたりだけ肌が見えるっていうのもセクシーでよき。

東海道兄弟SHOW見ながら、自分が就活でJR東海の企業ブースで話聞いてた時にとにかく東海道新幹線をひたすらゴリ推してたのがフラッシュバックした。誇りだよね、東海道新幹線

東海道兄弟SHOW、2階バルコニーから見るとミラーボールが存在感あってなんかじわじわ面白かった。

・「前略、早川様」のラストで銀座が丸ノ内に「じゃあ君は停電しないんだね、うらやましいなぁ」って言ってるところの言い方がめちゃくちゃ優しくて毎回泣きそうになる。最初の頃の荒げた声とはまったく違うの。お昼の断り方も、マイルドになってるのがわかりやすくていい。

青春鉄道、商業本は一通りもってるけど同人誌は手を出したことなくて、3時間戦争の話がミュでは改変されてるって知って震えてるんやけど元ネタ読みたい。

・3時間戦争の東海道本線東北本線の真面目な空気めっちゃ好き。まさかあんなにかっこいい殺陣を鉄ミュで見ることになるとは思わなかった。

山形新幹線の新カラーの話秋田上官がもの食べてるから基本的にセリフがめちゃくちゃ聞き取りにくくて、ひどい回に上越上官が半分涼星くんの本音状態で「何言ってるかまったくわかんねぇな」って言ってるのがめっちゃ面白かった。

上越上官のペンギンの可愛がり方が、なでたりくちばし引っ張ったり、手の上でバランスとったりちょっと潰してみたり、本当に小さい子みたいでかわいい。

・つながる青春EDで基本的に無表情な千代田がめちゃくちゃ好き。なんとなくだるそうな顔に見えるのに、横須賀パートのラインダンスで1番まっすぐ高く足あげてるの最高だからみんな見て!その後の「にゃー」もなんともいえない可愛さ。あと、常盤パートの「北千住で千代田によろしく」のところのなんともいえない表情が原作に近くて再現度がすごい。

・基本的にはモブ顔な千代田がin the boxの曲で本当に楽しそうに幸せそうに笑ってるのがあまりにも尊くて、今後を思うと胸が詰まる。

・黎明の子供時代のジュニアが成長する過程の人類の進化みたいな動き、鯨井さんの顔芸がすごすぎて目が離せない。

関西本線、登場時間1分ぐらいなのに存在感が異常。

・つながるEDの山形上官パート時の正座する振りの上越上官のはだけかたがめちゃくちゃえっちで、Aブロックで正面から見た時に死ぬかと思った。

・つながるEDのバラードっぽくなるところのパート割がエモい。東北上官ゲストの時はまた違ったのかなぁ。

 

なんかまだまだ思ったこと書き漏らしてると思うから後からしれっと追加してるかもしれない。笑

 

神戸公演、せっかく地元でやってくれるのに絶対に外せない仕事があって土曜日行けないのが悔しすぎて!5/16現在、神戸は当日引換券まだ全公演出てるので気になる方はぜひ!!残ってると行けないことに病みそうになるので。。。

 

この作品、ぶっ飛んではいるけど世界観がすごくしっかりしてて。チケットは前方席がグリーン席、それ以外は指定席。特典引換の際には、切符っぽいデザインの名札をつけたスタッフさんに「ご乗車ありがとうございます」と言われる徹底ぶり。

 

あと、青鉄ファンの人は感想とか考察とかしっかり書いてる方が多いので、流れてくる感想を読むのも楽しい!いやもう本当に幸せな舞台です!!本当に!!そもそもこの舞台見てなくてここまで読んでくださった方いらっしゃるかは分からないけどよろしくお願いします!!

初めてテニミュを見た日の話

菊丸英二が生きてる...!!」

初めてテニミュを生で見た時に最初に出た心の声。2016年2月20日。3rdシーズン 青学vs山吹公演の大千秋楽前日、昼公演のことだった。

間違って取ってしまい、思わず舌打ちしたチケットが、こんなに価値のあるものだなんて思っていなかった。

 

私は、2001年にアニメの初回放送を見てからずっと「テニスの王子様」のファンだ。そこから原作の単行本も買って追いかけた。
特に熱を入れている時期と、部活や受験などの実生活に力を注いだり他のジャンルに夢中になったりしている時期で気持ちの比重が違ったことは否めないが、ずっとずっと好きな作品だ。けれど、原作の本編やファンブック、アニメ、CD、グッズと色々なものを見た中で、ミュージカルにだけはほぼ一切、きちんとは触れてこなかった。

テニミュそのものであったり、テニミュを楽しむ人々を否定しようと思ったことは一切ない。しかし、私にとっての「王子様」は漫画や画面の中にいるキャラ達を指していたし、ずっとそうであると思っていた。
リョーマの声が出せるのは純ちゃんだけだと思っていたし、「〇代目」などという、同じキャラが何人もいるかのような感覚も気に食わなかった。当時1番解せなかったのは「こういうシチュエーションの時、〇代目△△はこういう行動をするけど、〇代目△△はこうしそう」などという会話が、原作から入ったテニミュファンの間でごく自然に成り立っていることだった。今は自分も類似の発言をするのでなぜあんなに意固地になっていたのかと思う。けれども、私にとってはそれぞれのキャラは一人だし、解釈だってそれなりに定まっている。公式から新たな供給があった時に「このキャラはこんな一面があったんだ」と思うことはあっても、各役者さんの演技でそんなに簡単に自分の価値観がぶれることが怖かった。それに、自分の解釈とどうしても相容れない演技をする役者さんが好きなキャラを演じていて、それが「公式」として、そのキャラとして自分の前に存在してしまう可能性があることが、なによりも恐ろしかった。

だが、テニミュの存在自体を受け入れられないわけではなく、世代のご多分に漏れず、ニコニコ動画テニミュネタは一般的なニコニコユーザーレベルでは視聴していた。公式の名を冠しているものに対してこう表現するのは非常に失礼だとは重々承知しているが、自分にとってテニミュは一種の二次創作のようなものだった。私にとっての王子様は彼らではない。となれば別段目くじらを立てて叩く必要も権利もない。面白いところは笑ったし、世間のテニスの王子様ファンではない方からはこのキャラはこう見えているのだなぁ、これをきっかけに原作に触れて好きになってくれればいいのに、と思いながらコメントを読むのもそれはそれで興味深かった。テニプリ自体を馬鹿にするような風潮や、特に好きなキャラである日吉くんの座右の銘下剋上」が「猫駆除」として空耳ネタにされていることなどに苛立ちはしたが、流行っているものがそのように扱われるのはどの分野でもあることだ。むしろそのことによってテニスの王子様が話題になったり、日吉くんと猫という取り合わせで素敵なイラストをUPしてくださる方が増えたからまぁ仕方がないか、ぐらいの気持ちだった。
否定はしないものの、当時の自分にとっては1ヶ月分のおこづかいを超える額の公演を、例え冷やかしであってもわざわざ見に行こうとは思ったことはなかった。

 

テニミュを初めて生で見たのは、間違ってチケットを取ってしまったのがきっかけだった。

2015年12月5日。私の最愛のキャラクター、日吉若くんの誕生日であり、自身初のCDアルバムの発売日。旅行中であったため当日に受け取ることはできなかったが、後日受け取りの際、予約していたため、数量限定の岩崎さんの複製サイン入りのアルバムジャケット柄の色紙が付いてきた。店員さんが「折れないように入れておきますね」と、色紙を何かに挟んだ。家に帰って確認すると、その紙には自分には見慣れないテイストのリョーマと亜久津。テニミュ3rd山吹公演のチラシだった。「ふーん、(自分の好きな学校である)ルドルフも出るんだ。てか、だーね(柳沢)こんなイケメンがやってるんや、すごっ」ぐらいの感想は抱いた記憶はあるが、すぐにそのチラシは脇に置いて、日吉くんのアルバムに夢中になった。そもそもテニミュを見に行くという発想がない私は、それ以後もミュには特に触れずに生活を送った。

チケットを操作ミスで購入したのは年明けだった。
その頃の私はTwitterの趣味垢を持っておらず、リア垢にリストを作って、テニプリの絵師さんや作家さんのアカウントを時々のぞいていた。その後触れてはいないとはいえ、一度見たチラシによる刷り込みの効果は意外と大きいようで、普段は読み流しているテニミュのチケット譲渡ツイートに目が留まった。「『2バル』ってなんだ?バルってアヒージョとか出てきそうな小洒落た店ぐらいしか思いつかんけど、絶対意味違うよな」などとしょうもないことを思いながら、検索をかけた。どうやら「バル」は「バルコニー」の略らしい。さらに、興味本位でぴあのチケット画面を覗いた。本当だ、第3バルコニーと表記される席があるんだ。そこでふと、イープラスとぴあではどちらの方が良い席を用意してくれるのかが気になった。そして気付いたら、イープラスでのチケット購入が確定していた。ぴあでは席の選択画面があったから、てっきりイープラスにもあるものだと思っていた。新年のTV番組をだらだらと見ながら、ろくに説明を読まずに操作したことを後悔した。
店頭支払のため、流すことはできる。でも、チケットを流すと今後他のチケットの当選確率が低くなりそうな気がした。そもそもチケットのプレイガイドなんて年に1,2回使えばいい方の人間だが、逆に言えば使う時は絶対に行きたいライブや何かがあるということで。少し迷った末、テニミュに行くことにした。まぁあまり自分には合わなくても人生経験や話のネタにはなるか。

 

この話をすると「それって絶対操作ミスじゃなくて心のどこかではテニミュに行ってみたいと思ってたんだよ」といった類の言葉をもらうことがある。否定はするが、正直、あながち外れてもいないと思う。
初めての一人暮らし開始から半年強。関係が続いている友人の大半は地元の関西におり、当時付き合っていた彼氏とも遠距離恋愛中。職場に同性の同期はおらず、趣味で入ろうと探した吹奏楽団も肌に合うところが見つからず、新しい趣味もこれといったものは開拓できなくて。同年代の友達は一人も増えなかった。一人暮らしって、遊んでくれる人間がいないと思ったよりメリットが少ない。数少ない関東の友達に会う時や地元から誰かが遊びに来る時、自分が関西に帰る時だけが楽しみで、次の帰省までの日程を指折り数える日々。くすんだ日常を変えるための何かを無意識に探していた可能性は多いにあり、それが結果的にテニミュになったのだと思う。

 


そして公演当日はやってきた。初めてのTDCホール。ステージを見下ろすような角度、これが第3バルコニー。椅子の背もたれの番号の印字のされ方が斬新だなぁと思った。
舞台が始まっていくつかのシーンの後、校舎から青学レギュラーが飛び出してきた。3バルの5列目。双眼鏡など持っているはずもなくて、表情なんて一切見えなかった。それでも、遠目から見ても、誰が誰だか分かる。そうだ、リョーマのハーフパンツは黒で、桃ちゃんはジャージの前を開けて着るんだ。海堂は靴下を履いてなくて、山吹戦の時点では乾先輩はレギュラー落ちしてるから芋ジャーで。。。そんな外見上の違いはもちろんだが、歌い方やダンスも、みんなこのキャラが3次元に存在したら、きっとこんな風なんだろうなと思わせる振る舞いをしていた。月並みな表現だが、本当に「キャラ達が生きている」と思った。特に、私が原作で1番初めに好きになったキャラである菊丸英二は、どこを切り取っても、完璧パーペキパーフェクトに英二だった。アニメの発声を意識しているであろう、可愛げがあって好奇心旺盛そうなしゃべり方、身体能力の高さが分かる身軽な動きと華麗なラケット捌き。本当に菊丸英二が存在するようだ、と、胸が高鳴った。

 

校内戦の不二くんとリョーマの試合では、本当にテニスって再現できるのだなぁと感心した。照明と音で表現される羆落しにはぞくぞくしたし、ボールがどこに落ちるかもはっきりと見えた。テニスのフォームも優雅で美しい不二くんはとても強そうで、くらいついていくリョーマも格好良くて、展開は知っているのに、ドキドキしながら試合を見守った。

 

その後も新鮮な感動や驚きが続きながら、どんどん場面は移っていく。

 

そして、舞台上に観月さんが一人で現れて歌いだす。...こんなシーン、知らない。原作のどの場面だ?観月さんの元に集まるルドルフメンバー。なんだ、何が起こっている!?

一瞬頭によぎり、まさかと思った答えは正解だった。コンソレーションでの氷帝戦に向けた決起集会。1ルドルフファンとして、もちろん想像したことはあるが、本当に「生きている」彼らによってある種の「公式」の場で見られるなんて、全く思ってもみなかった。青学とはまた違った雰囲気を持つ、独特の気品を感じる振り付けはキリスト教校に通う彼らにふさわしいと思った。弱点を克服するために努力し、次の試合に向けて決意を固めるルドルフを見て、純粋にとても美しいと思った。そして、今後彼らが辿る未来を知っているが故に心が締め付けられた。

「冷静な顔の下には 激情の血潮が燃えてる 溶かすのだ 次の相手の 氷の布陣」

観月さんの2回目のフレーズで、自分の涙腺が限界を迎えた。ただただ頬に熱いものが流れ落ちる。ルドルフの天井知らずの熱では、氷の布陣は溶かせない。半分以上が準レギュラーで固められた状態の氷帝に対しても及ばない、絶対的な力の差。特に、「まだ終わっちゃいない」と自らを奮い立たせる観月は、跡部から1ゲームだって奪うことはできない。本当に切なくて、苦しくて、胸がいっぱいだった。

 

まさか、テニミュに来て泣くなんて思ってなかった。なんなら「やっぱり私にはテニミュは合わなかったわ」と、数ヶ月前に「そんなにテニプリ好きならテニミュ行けばいいのに」と言ってきた同期にちょっと面白おかしくテニミュ体験談を語ろうかな、ぐらいの気持ちだったのに。涙はなかなか枯れなかった。

 

更にシーンが移り、遂に対戦校の山吹が全員登場して曲が始まった。「山吹って、チームなんだ!」山吹ファンに刺されそうな発言をすると、私が山吹曲を初めて見たときの第一の感想はこれだった。実を言うと、これまで15年もテニスの王子様のファンをやってきて、山吹について特に深く考えたことはなかった。キャラについて考えるにしても、せいぜい「亜久津仁」や「千石清純」「壇太一」に対して少し向き合う程度。地味'sや室町くんについて何か特別な感情を抱いた記憶はないし、新渡米と喜多に至っては一瞬考えないとどっちがどっちだったかを思い出すのすら危うかった。でも、ステージ上の彼らは、一人一人がしっかりと「生きて」いた。

「熱気をはらみ コートを横切る一陣の風」

空耳ミュージカル、なんかじゃなく、はっきりと聞き取れたフレーズ。山吹ってこんな風に形容されるんだ。他の2校とは違ったカラーの少しコミカルな要素もあるダンスも、少し笑ってしまいそうになるけど雰囲気に合っていて素敵だった。亜久津が出てきて、空気が変わる。その後冒頭と同じメロディーを、合わせた振り付けで踊るメンバーと、独自のフォームで交わらない亜久津。彼らはとても強そうで堂々としていて、格好良かった。

はっと気付いた時には涙が止まっていた。

休憩に入る頃には、テニミュを見に来ることができて、本当によかったと思っていた。

 

休憩があけて山吹戦が始まる。「え!?D2するんや!?」試合開始早々、ド肝を抜かれた。原作では詳細を描かれずに、青学の敗戦が決まっていた試合が目の前で展開されている。校内戦であんなに強そうだった不二くんが苦戦している。「やばい、やばい。山吹の2人の動きが良すぎて意味が分からない。動きだけでも圧倒的に強い。そりゃ勝てねーわ」と謎の納得感に支配され、山吹の強さを更に刷り込まれた。

続いてのD1でも、山吹の強さに圧倒された。ここでは歌唱力。東方歌うっま。南もすごい。「漆黒の魅力」というパワーワード。地味'sに対する印象も改めなければと思った。反撃する黄金ペアも負けていない。黄金ペアは、照明の力だけでなく自らが本当にキラキラと発光しているようで眩しかった。また、やっぱり英二の動きは本当にすごくて、本当に2次元から出てきたかのようだった。

次にS3。軽やかな中にも余裕を感じさせるしゃべり方と堂々とした立ち振る舞い。千石さんも強そうだ、と思った。ゲームの展開と演出も相まって、なおさら敵わない相手に見える。かと思えば、ソロ曲でははじけていて、お茶目で可愛くて、底が読めないなぁと思った。桃ちゃんは、ここまで見てきて、正直、しゃべり方が腑に落ちないと個人的に思っていた。アニメのヤングさんの熱くも飄々とした雰囲気が好きなので、どこか熱すぎる演技に思っていたのだ。でも彼の熱い演技は、この試合にはとてもハマる、と感じ方が変わった。自分を乗り越えて格上の相手から勝利をもぎ取る桃ちゃんは本当に男前だと改めて思った。

いよいよS2。亜久津とリョーマの体格差がすごくて、本当に漫画から出てきたようだと思った。亜久津はビジュアルや声の荒げ方が、理想の亜久津だなぁと思った。試合の展開も面白く、手に汗を握って見ている中で、「この曲、知ってる」と思う瞬間が訪れた。「有機VS人参」だ。そこまでニコニコ動画に深入りしていたわけではない私でも、何回か聞いた記憶がある。正直、半分面白がって聞いていたこの曲がこんなに格好良いなんて。都大会の優勝を決める大一番の曲として、こんなにも緊迫感を持って聞こえてくるなんて。世界が変わったようだった。

 

試合が終わった後のシーンでは氷帝に負けたルドルフが悔しがっているところで、もう一度涙が出た。淳がぽつりと呟いた「悔しいなぁ」という一言が胸に刺さった。

私が原作で1番好きな学校は氷帝なので、本気でコンソレーションでルドルフが勝ってほしかったのかと言われればそうとも言い切れない。でも、もし例えばルドルフがトーナメントで銀華中の位置にいれば、関東大会には行けたのではないか。なんで青学と「まともな」試合描写がある中で、唯一全国大会どころか関東大会にすら出られない学校がルドルフなんだ、とか色んな思いが渦巻いていた。

 

その後、最後の全員集合曲ではただただ圧倒され、カーテンコールでは全力で拍手を送った。英二がアクロバットを決めたところで、本当にこの役者さんはすごいなぁと思った。アンコールでは「シャカリキ・ファイト・ブンブン」などという意味の分からないワードに戸惑いながらも、振り付けをする内に細かいことはどうでもよくなった。楽しいという感情が他のことすべてを上回った。気がついたら、客席にキャラクターが現れた。3バルに来てくれた桃ちゃんは額の汗が輝いていて、淳のハチマキは彼の動きについて翻った。改めて彼らの「生」を感じて、すごい世界に来てしまったと思った。

 

終演後も、周りの人達は立ち上がらない。アナウンスによるとお見送りというものがあるらしい。勝手が分からずに前の人に着いていくと、角を曲がったすぐ先に、亜久津がいた。亜久津とは思えないにこやかな笑顔と、こちら側の身長に合わせて少し前かがみになってくれていること、思ったより距離が近かったことに動揺した。そして、私の大好きな赤澤くんもいる!赤澤くんがこちらに向かって手を振ってくれている。ここはどの次元だ!?そろそろ頭が混乱しているところに手塚の姿が見え、あまりにも美しくて戸惑った。他にも何人かいたと思うが、この3人の時点で私の脳はキャパオーバーだった。すごい、なにこれ、テニミュすごい。

 

感動を引きずりながら、ふらふらと物販列に吸い込まれた。こんなに素敵な体験をしたからにはお金を落とさなければ。義務だとは感じずに自然にそう思っていたため、自分はやはり根がオタクだと再認識した。「赤澤吉朗の写真が、ルドルフ全員のそれぞれの写真が、越前リョーマ手塚国光と同じクオリティで同じ値段で買えるだと...!?」出演者であるのだから至極当然のことなのだが、いわゆる初期校が、200キャラ缶バッジなどのよっぽどの例外を除いてはグッズに各校全員が同じ扱いで揃うことなど、ここ最近ではまずなかった。2017年はまさかの赤澤くんの新規絵グッズが複数点出るなんていう奇跡の年になったが(というか、ここ最近のラインナップを見ていると、テニスのグッズもだいぶ顔ぶれを変えてきているなぁとは思う)この時点ではそんなことなどあるはずないと思っていた。当然のごとくルドルフのチームセットを買った。ノムタクまで全員のショットが揃っているなんて圧巻だ。ある意味テニミュを見るきっかけにもなり、演技も素敵で前アナも彼で運命を感じただーねは追加写真も足した。英二は通常と追加写真の2種類、好きなキャラで、試合はなかったがキャラらしい振る舞いをしていたと思った海堂の通常写真。パンフレットとショッパー。その時の所持金がもっとあったら更に買っていたかもしれない。

 

ふわふわとした気持ちと戦利品を抱えて、心から幸せな気持ちで一人暮らしの部屋に帰った。

そこから、転がるようにテニミュにはまっていった。テニミュを通じて友達や知り合いもたくさんできて、関東での生活は色づいた。

 

この春から転勤で関西に戻ったが、今も初日の時点で遠征を含めて2桁枚のチケットを持って本公演に通い、ライブ系のイベントには可能な限り参加している。

 

あの時、操作を間違えてしまって、よかった。本当に本当に心からそう思うし、今年の冬の比嘉公演も楽しみで仕方がない。ここまで読んでくださった方がいらっしゃるかは分からないけれど、もしテニミュを見てみようかな、と一瞬でも思ったことのある原作・アニメファンの方は騙されたと思って一度見て欲しいなぁと思う。

 

絶対なんて約束はできないし、こんなことを言っている私だって、運営や役者さんに絶望することだって多々ある。

でもテニミュを見たこと自体に後悔はないし、きっと素敵な世界が待っていると思う。

夢女つれづれ ~夢人格について~

※ものすごくどうでもいい自分語りです。

 

 

先日、久しぶりに夢小説を読んだ。

 

「夢小説」とはー

「主にウェブ上で公開されている、特定の登場人物の名前を、読者が自由に設定して読むことのできる小説である。読者が閲覧前にクッキーやJavaScriptなどで名前を登録しておくことにより、小説内の特定の人物の名前が登録した名前に変換されて表示される」

Wikipediaではこう説明されている。

 

その夢小説も上記に合致したもので、その小説内でのヒロインの名前を登録できた。

私は、当然のようにいつも使用している夢小説名を入力した。

何年ぶりだろう。久しぶりにWeb上の小説の夢の世界に行けることにわくわくした。

 

だが、読み進めていく内に何かが引っかかるような感覚があった。

決してその夢小説自体の文章が合わないだとかそういう話ではなく、自分に原因があるような。

 

少しの間の後、

「あぁ、そうか。夢人格が自分に同化してしまったんだ」

と思った。

それは自分としてはとても納得のできる回答だった。

 

 

 

私が「夢小説」に初めて出会ったのは、自分が小学5年生の頃。現在から干支一回り以上前の話だ。

「こんな素敵な世界があるんだ!」

当時の私は感動して、迷わず自分の本名を登録した。

 

でも、その夢小説を心から楽しむことはできなかった。

なぜなら、夢小説の中のヒロインと自分自身を結びつけることができないから。

 

例えば、菊丸英二が「〇〇(本名)の髪はサラサラしてて気持ちいいにゃ」だとか言おうものなら、「チリチリのくせ毛がコンプレックスである私が!?はぁ!?」と思ってしまうし、跡部景吾から「面白い女じゃねーの、気に入ったぜ」と言われたところで「私はこの場面でこんな行動する勇気はないなぁ」と思ってしまう。

 

当然の話なのだが、夢小説のヒロインが自分と全く同じ見た目や性格をしていることはまずありえない。

どこかで必ず自分自身との乖離が気になり出して、夢の世界に没頭できない。

少なくとも私はそうだった。

 

 

この状況に対して当時の自分がとった手段。

それは「本名とは別の夢小説用の名前をつくり、登録する」というものだった。

 

「成田 らいむ」

私は、夢小説上のヒロインにこう名付けた。

せっかくなので、と候補になる名前をいくつもあげて、数日間、真剣に悩んだ。

苗字は、当時なぜか「成」の字のつく名前に憧れていて、書いた時の字面も綺麗だったから。

名前は最終的に響きを重視して決めたが、決めてから、「らいむ」を漢字変換すると「来夢」となることに気付いた。

「夢」が「来」る。まさにこの世界においてぴったりな名前ではないか、と今思えば幼い思考ながら、当時の私は密かに得意気になった。

 

彼女は変幻自在な女の子だった。どんな人格にも見た目にもなれる。

いかなる設定の小説も、本名の時のようにいちいち躓かずに読むことができた。

 

しかし、だからと言って、完全に自分と切り離されているわけではない。

わざと下の名前に自分の本名の持つ響きを入れたことで、どこか自分のようにも感じることができた。

 

半分が自分であり、半分が他人のような不思議な存在。

ある時は青春学園3年生であり、別の日には護廷十三隊の死神であり、時には木の葉の里の忍だった。

 

設定が強く出る部分は「らいむ」、自分が感情移入したい場面は「私」として、当時の私は夢の世界を存分に楽しんだ。

様々な物語の中に入り、体験を共有した。

「らいむ」に対して、自分自身であるのに一方で相棒であるような感覚を持った。

 

 

 

それから10数年。

時代の流行や自分自身の環境の変化により、夢小説を読むことはほぼ全くなくなった。

 

それでも、乙女ゲームをする時やその他ソーシャルゲームをする際には、いつも「らいむ」の名を使用した。

 

 

ある時、この名をより日常的に使うことになる場面が訪れた。

自分としては初めて作成する、Twitterの趣味アカウントの名前だ。

当日券で入ったテニミュチムライの公演で声をかけた隣席の初対面の方と仲良くなり、お見送り待ちの間も話し続けた。

その相手の方が「よかったらTwitterのアカウントを教えてもらえませんか」と言ってくださった。「この方とまたお話したい」という思いから、今まで持っていなかった趣味垢を作成した。

 

その日から私は現実世界でも「らいむ」になった。

Twitterで繋がったフォロワーさんと会う時。お取引の時。

最初は挨拶しようとしても咄嗟に本名が出そうになることがあったが、数ヶ月もするとすっかり慣れた。

趣味垢を作成した当時は地元を離れた関東に住んでおり、本名のファーストネームで呼ばれる機会より、現場で会う方に夢小説名で呼ばれる機会の方が多かったような気すらする。

 

そして様々な方に「らいむさん」と呼ばれる度に、彼女はどんどん「私」に同化した。

いつの間にか彼女は、半分自分・半分他人のような存在から、ほとんど自分とイコールの存在になってしまった。自分と切り離せなくなってしまった。

今、夢小説をその名で読むことに違和感があるのはきっとこのためだ。

 

 

今ではもうあの頃と同じ気持ちでは彼女と一緒に夢の世界に行くことはできない。

寂しい思いがないと言えば嘘になるが、趣味垢を作成したことや、アカウント名を夢小説名にしたことを後悔する気持ちは決してない。

趣味垢での出会いは素敵なものが多く、好きなものについて語ったり、連番したりご飯に行ったりできる大好きな方がたくさんできた。

今までいわゆる「リア友」以外にオタクごとを話せる友人がいなかったので、居住地も年齢も違う方々と知り合えるのはとても楽しくて、現実世界での「らいむ」としての経験はどれも忘れられない思い出だ。

 

 

久々に夢小説を読もうと思ったきっかけは、趣味垢で出会ったフォロワーさんにオススメの夢小説サイトを教えていただいたことだった。

そのフォロワーさんとはTwitterで出会い、今ではお互いに本名呼びをしている。私にとって、アカウント名から本名呼びに変わるという経験は初めてだった。まさに夢人格と自分の境界が曖昧になるような出来事だなぁと謎の感慨に浸った。

 

 

新しい夢小説名を考えようと思う。

いい年こいた大人が何を言っているんだ、と我ながらひしひしと感じるが、せっかく久しぶりにみる夢の世界は、最善の状態で楽しみたいなぁと思う。

 

新しい夢人格にも、いっぱい悩んで素敵な名前をつけたい。

人生の半分以上を共に歩んできた「らいむ」のように、大好きないい相棒になってくれたらいいなぁ。

 

 

くそ恥ずかしい上にオチのない話を最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

いわゆる「夢女」「夢女子」さん方の内、自分と同タイプ(本名を入力できない)の方は何割ぐらいなんだろうなぁとふと思いました。世代によって違ったりするのかなぁ。

推しキャラの誕生日 日吉若生誕祭2016

特にオチも面白い話もなし。

ただ、私が日吉くんにおめでとうと好きを伝えたくて垂れ流した文章です。

 

今日12月5日は、テニスの王子様 氷帝学園の日吉若くんのお誕生日!!本当に本当におめでとう。

 

去年の日吉くんの誕生日、私は名古屋で旅行中でした。

関東で予約しているにも関わらず、発売日にどうしてもCDを手にしたくて、栄のアニメイトに行ったのを覚えています。

当日の夜なのに見当たらなくて、手にしたかった悔しさと同時に、多くの人が日吉くんアルバムを買ってくださったのだという嬉しさを感じました。

まだ聞いたことのないそこのあなた!すごく素敵なアルバムなのでぜひ聞いみてください!!

拙いレビューですがこちらも参考にしていただければと!

 

日吉くんのCVを担当されているチャッピーさんの、キャラごとに完璧に声帯を切り替えられるような歌い方が本当に大好きです。

低音から高音にセリフ、なんなら吠え声までちゃんと日吉くん。

地の声との違いに震えます(アルバム内でも やれ! Do it!!でチャッピーさんの別キャラの声を聞いたらびっくりすると思います)

 

そんなチャッピーさんが0時台に「君は俺の誇りです」なんて投稿をしてくださったもんだから、もう大歓喜

なんでふぁぼって1回しかできないんでしょうね!!LINE LIVE級に♡連打したい。

 

演者さんでいうと、テニミュ3rdのあきよし君も日吉くんのことを祝ってくださってました。0時ちょうどに自作イラスト付きでですよ。なにこれほんとに現実!?って何度もTwitterの画面を見返しました。

 

世界は美しい。日吉くんを演じてくださるのが素敵な、大好きな方々で私は1ファンとしてとても幸せです。

これからも素敵な日吉くんを演じてくださる方々を全力で応援していきたいと思った次第。

 

 

私は今年、Twitterで初めて趣味アカを作ったり、はてなブログのアカウントを作ったりしたため、盛大に誕生日を祝う(というか見える形で外向きにこんなにおめでとう)のは初めてです。

 

せっかくなので思いっきり好きを叫びたいと思います。

 

 

日吉くん!

 

あなたのひたむきさと絶えることのない向上心が大好きです!

3歳の頃から「下剋上」に目覚めたという日吉くん。筋金入りだよね。

あきよし君がインタビューで「父や兄に負けたくない思いから『下剋上』が生まれたんじゃないか」と語っていたのが印象的でした。

何年も日吉くんのことを好きでプロフィールも知っていたのに、下剋上のきっかけがそこだという発想になかなか至っていませんでした。

大好きな役者さんから新しい視点を教えてもらえるって本当に幸せだなぁとしみじみと思っています。

これからも自分を高め続けて、「極上の下剋上 派手に決めて」ください!

 

自分にも他人にも厳しい姿勢が大好きです!

 

好きな食べ物を聞かれて、中学生らしくなく「ぬれせんべい」って答えちゃうところも、寒い朝はなかなか布団から出られない可愛さを持っているところも大好きです!

 

もっといろんな大好きを叫びたいけど、12月5日投稿に間に合わなくなりそうなので、来年に回そうと思います。

来年はもっともっと愛の詰まった文章を書きたいなぁ。

 

劇場版も公開されるから、日吉くんの新たな一面を見られるかと思ってドキドキしています。本当に楽しみ!!

 

憧れのお兄さんだったのに、いつの間にか一回り近く年下になってしまったあなた。

 

自分の子どもなんじゃないかってぐらい私が歳をとっても、きっとあなたは特別で大好きです。

 

2016年12月5日 

 

「勝てない」キャラを好きになること -私にとっての日吉若という存在-

「今日もまた勝てなかったなぁ」

気付いたら声に出して呟いていた。

先日、テニミュ3rdシーズン 関東氷帝戦の東京楽を見て帰ってきた。一人暮らしの部屋で、誰が聞いてくれるわけでもないのに心の声を抑えることができなかった。

 

いい公演だった。そして公演の最後にはシャカブンを全力で楽しみ、幕が下りていくときには最大限の拍手を送った。興奮冷めやらぬまま、連番していた友人とカラ鉄テニミュ曲を歌いまくった後、その日の公演の印象に残ったシーンやキャラのことを語りつくすという、最高のアフターをした。満ち足りた幸せな気持ちでいっぱいだった。そのことは全く嘘偽りない。

けれども、「日吉くんが勝てない」という事実は揺るがないことを改めて認識し、胸がちくりと痛んだ。

 

15年以上好きな、テニスの王子様という漫画。

世間でも名作と名高い関東氷帝戦。私の一番好きな試合だ。それこそ幼いころから何度も読み返してきた。オーダーも各対戦の勝敗も当然そらで言えるくらいには頭に刷り込まれている。

私の大好きな氷帝学園は、私の一番好きなキャラである日吉くんは、負ける。この試合で彼らの夏は一度終わる。

漫画の展開がそうである以上、それを上演するミュージカルも同様だ。当たり前のことだが、この夏の東京公演、自分の観に行った6回とも日吉くんは膝をついて敗北をかみしめていた。観ていない公演だってそうだ。そしてもちろん、これからの公演も。計40回以上、同じ結果を迎える。

 

 

なんで日吉くんを好きになったのか。

自己満足を兼ねて振り返ってみる。初回登場時から好きだったわけではなかった。その頃は菊丸英二が一番好きだったし、当時小学生で青学を応援していた私にとっては、氷帝は「なんか嫌味」な集団であり、倒すべき相手だった。跡部様の良さも当時は全然わかっていなくて、なぜ様付けされるような存在なのかも理解できなかった。

 

邪道もいいところなのだが、日吉くんにはまったきっかけは、PS2のゲーム「学園祭の王子様」だった。いわゆる「学プリ堕ち」というやつだ。テニプリファンなら常識かもしれないが、このゲームは、ほぼ一切テニスをしない。乙女ゲーというもので、ひたすら王子様たちと恋愛を楽しめる。

購入当初は、当時の好きなキャラ達を一通り攻略して満足した。同じ学校のキャラだと、起こるイベントなども被っているものが多い。多少の飽きがきたのもあり、かなりの間放置した。

イベントなどが細かく思い出せなくなるぐらいには記憶が飛んだ頃、「久しぶりに学プリでもやろうか」と引っ張りだして一番に攻略したのは、なぜか日吉若だった。その時の気分だったのだろうか。理由は全く思い出せない。

学プリの日吉くんの立ち絵はなかなかにひどい。原作初登場時のきのこ頭をさらに誇張したような髪型。なんでそんなにギラギラさせた?と問いかけたくなる、どこか根源的な恐怖を煽るネコ目。正直、全くかっこいいとは思えなかった。それに加えて、決していわゆる「イケボ」とはいえない、カエルのような癖のある声。

好感度が低い状態で近づいて冷たい態度をとられるたび、「いや、ふつう氷帝学園にいたらお前じゃなくて宍戸さんか鳳くんに惚れるわ、ばーか」と思っていた。

…はずだったのだが、好感度が上がり、ぶっきらぼうだったり意地悪だったりする中に優しさや照れが見え隠れするようになってきた。ツンデレというやつだ。その頃になると、あの声が妙にクセになり、ずっと聞いていたいと思うようになってしまった。

「…あれ、私、日吉好きかもしれない?」その思いを確信に変えたのが、お化け屋敷のシーンとスチル。普段はクールな日吉くんがあれは反則でしょうよ。未プレイの方はぜひ。日吉ルート楽しいよ。

さらに好みのオチがついた。主人公はずっと「若くん」呼びをしていたのに、アフターストーリーで呼び捨てになる。記憶が正しければ、他の2年生キャラでも、こちらから呼び捨てになるパターンは珍しかったはずだ。同い年恋愛の呼び捨てフラットな関係が大好物だった私は、萌えの暴力に襲われていた。

 

それ以後、原作の日吉くん登場シーンをすべて読み直した。アニメも見れるところは見た。キャラソンにも注目するようになった。

日吉くんは常に前向きで努力を怠らない。いつだって上を目指している。自分にも他人にも厳しいその姿勢が恰好よかった。素敵な面をたくさん発見し、乙女ゲームの攻略対象としてだけではなく、原作でも一番好きなキャラになっていた。

 

日吉くんのキャラソンの歌詞は、どれも彼の強さと信念を表していて素晴らしい。曲数を重ねるごとに、しっかりした芯をもった日吉くんがもっともっと好きになった。

 

「諦めなんてきっと 弱さの言い訳 惑わない 明日を変えるまで」

「『いい奴なんてモンは臆病なだけだ波風立てたくないだけ』『遠慮する前にもっと 努力しろ!』って小3の俺は書いている」

「もっと もっと ジブン 超えたいよ 俺の 俺の 生き様なんだ」

「空を見上げ雲間を読めよ どこまでも高く飛ぶために 俺の時代はそこまで来ている いつまでも次期候補じゃねえ 悟り開け!今こそ」

「敗北感を後生大事にすんな 行こう 上には上がいるぜ」

 

いい曲が多いのでぜひ。しかも、シングルはトークタイムがとてもかわいい。キャラ崩壊してるようにも思えるから、ダメな人はダメかもしれないけど、私は好きです。そのキャラの信念とか、一番大事なものを曲げない限りは、ある程度の遊び要素は歓迎するゆるいオタクなんです。

日吉くんの宣伝ばかりで申し訳ない。けど、日吉くん好きな人がもっと増えて、お話できたら嬉しい。

家では眼鏡だとか、氷帝学園幼稚舎出身とか(OVAのとりひよの破壊力がすごいよ)悶えてごろごろできる設定が充実してるよ。この機会に日吉若にぜひ興味をもっていただければ幸いです。

 

 

私が、そんな大好きな日吉くんを2.5次元で生で初めて見たのが、この3rd氷帝公演だった。

 

越前リョーマが何人もいるって状況がおかしくない?○代目?え?リョーマくんの声が出せるのは純ちゃんだけじゃない?」

アニメに慣れ親しんだ私は、こんな考えやその他面倒くさい思いを抱き、10年以上、ミュージカルを見に行こうとは一切思ったことがなかった。今思えばとてももったいないことをしていた。

3rd山吹公演の大千秋楽前日、間違って取ってしまったチケットで渋々見に行ったテニミュにどっぷりはまることになる。このくだりも語りたいのだが、すでに長い文章がさらに長くなりそうなので割愛する。

 

 

私にとって初の氷帝公演観劇日だった2016年7月15日、日吉若は確かに存在した。

 

「なんで日吉くん役にこんなお目めの可愛い子もってきたの?切れ長の目の、薄い顔の子じゃなくて?ビジュアル全然違うし、たぶんハマらないな。日吉くん好きになれなかったら何公演も見に行くの辛いから、3公演しか取らんとくわ」

なんて舐めたことをのたまっていた私は、1幕が終わった時点で「日吉若が生きている、しゃべっている、動いている」という状態がただただ嬉しくて、涙を流した。

すっぴんはあんなにかわいい顔をしているのに、内海くんの日吉くんは、舞台上ではちゃんと日吉顔をしていた。動きも、「日吉くんが実在したらこんなことをするだろうな」「これももしかしたらするかもしれない」と思うことをしてくれた。

 

シャブい世界だと思った。

原作では、一切描写のない、関東氷帝戦での日吉くんのベンチシーンを見られる。もう夢だよ、こんなの。

ハイタッチを求められ、断るのかと思いきや、いやいやながらも、ちょこんと手を出して応対する日吉くん。

ジロちゃんのソロ曲で無意識に脚でリズムをとっていることを長太郎に指摘され、恥ずかしそうに膝をなでる日吉くん。

基本的には腕を組んで観戦しているのに、跡部・手塚戦だけは直立状態で応援する日吉くん。

 

テニミュの何が素晴らしいかって、自分の好きなところに注目して、自分の好きなように各シーンを見られることなんだと、みんなが言っていたこのことを、改めて実感した。

 

息もつかせぬ熱い展開を見せた3幕の跡部・手塚戦が終わって、ついに控え選手の日吉くんに試合が回ってきた。

 

私はただの日吉くん定点カメラと化していた。古田くんのリョーマの演技だって大好きなのに、本当に一切、日吉くんから目が離せなかった。途中でおそらく、リョーマの帽子が飛ぶシーンがあるのだが、全く気付いていなかった。日吉くんを見る目線上にリョーマがたまたま入った時に、失礼にも「なんで帽子とれてんの?事故?」と思ってしまったほど、日吉くんに集中していた。

リョーマがツイストサーブや零式を打つ瞬間。リョーマのセリフの瞬間。

原作やアニメならリョーマが抜かれるであろうシーンもすべて、日吉くんの表情やリアクションを追うことができる。

原作では上半身しか映っていないようなタイミングでも、全身を見ることができる。古武術の美しい動きを途切れることなく見ることができる。

本当に素晴らしかった。半年前に、たまたまテニミュにハマることができてよかったと心から思った。

 

試合後半。リョーマがベストテンションを発揮し、さらに調子を上げていく。日吉くんは、必死で対抗するもののどんどん追いつめられる。

苦しそうな顔になり、動きにも次第に余裕がなくなっていく。正直、辛かった。すべてのシーンを目で追えるというのは、素晴らしい。けれども、自分の好きなキャラが負けに向かっていく様子をすべて見れてしまうということは、こんなにも苦しいのだと気付かされてしまった。

最後まで勝負を諦めず、ドライブBに食らいついていく日吉くん。でも、届かない。

日吉くんは負けて涙を流す。テニプリにおいて、試合に負けて泣いていることがはっきりと描写されるキャラは、意外にも少ない。その中でも、冷静でクールな日吉くんは涙を流す。200人もの部員の思いを背負い、彼ら全員の夏を終わらせてしまったのだから、メンタルが強くてもそりゃ涙も出るよな。責任感の強いいい子だな。

そう思いながら、客席の私もぼろぼろに涙を流していた。

 

 

それ以降、当日券や譲渡で4枚のチケットを増やした。

日吉くんが負けるという事実は辛いけど、彼の試合をできる限り見届けたいと思った。

 

そして迎えた東京楽。

この日は、これまでより更にキレと格好良さの増した氷帝を見ることができた。

歌も動きも、みんな最初に見た時とは比べものにならないほどよくなっている。氷帝の校歌ではただただ圧倒された。

本公演は山吹の凱旋しか観に行ったことのなかった私にとって、凱旋公演もそれ以降のチムライ・ドリライも、2ヶ月以上そのキャラを演じてきたキャストさんを見ていたので、キャストさんが見る度にこれほど顕著に変わるのは初めてで、大変驚いた。

 

校歌の「見下してやる」の歌詞のところの日吉くんが、今まで見た中で一番日吉くん顔で、鳥肌が立った。リョーマを見るときの目も、どんどん日吉くんらしく鋭くなっていってる。ベンチでも、反応の仕方や動きに人間味が出てきた。

試合のシーンでは、古武術の動きによりキレが出て、流れるような動作になっていた。とりわけ横に飛ぶ動きが、大きく力強くなっていて、美しいと思った。

歌も大きく成長していた。特に「あがけ」の歌詞の「あ」の出し方が、強くてSっぽくなっていてすごく好みだった。最初に見た時より圧倒的に日吉くんだった。

 

それでも、試合で取れるポイントは変わらない。

日吉くんは、確実に強くなっていってるように見えるのに、結果としては負ける。再び涙が溢れた。

 

 

「一度でいいから日吉くんの勝った姿が見たい」

絶対にありえない展開であるのに、見ることはできないのにその思いが大きくなる。

クールな彼もガッツポーズなんかしてしまうんだろうか。

ニコニコというほどの笑顔ではなく、唇の端を吊り上げた薄い笑みを浮かべて「当然でしょう」なんて呟くんだろうか。

絶対に起こりえない状況を想像しては切実に願ってしまう。

 

贔屓目も入っているだろうが、日吉くんは決して弱いわけではないと思う。

なんせ関東氷帝戦では、ベストテンションを発揮したリョーマから4ゲームも奪っている。直前の校内ランキング戦で、リョーマvs大石くんが6-3だったことを考えると、すごい数字だ。

ジュニアからの経験者の多い氷帝学園で(OVAの現レギュラー情報なので、その他の部員は正確には不明)、おそらく中学からテニスを始めただろうに、200人いる部員の中で、2年生にして準レギュラー1番手の座についている。しかも次期部長候補。シングルスでなら長太郎にも勝っている。

乾先輩のデータに古武術スタイルが入っていないにも関わらず、「来年には確実に正レギュラーになる素質を持って」いると評され、さらに古武術の独自の動きに変えてから「急に伸びて」きたらしい。

また、あの真田に「来年の氷帝軍団を率いるのは間違いなく奴だ」とまで言わしめている。

新テニでは跡部様のタンホイザーサーブだって難なく返す。

 

 

ただ、それでも日吉くんは、勝てない。

関東氷帝だけではなく、全国氷帝戦でも負ける。

仮に新テニがミュージカル化されることがあっても、負ける。

私が、2.5次元の世界で日吉くんが勝った瞬間を見ることはおそらくできない。

 

 

あのまま、自分の中の1番が英二であったなら、どれだけ幸せだっただろう。

ここ最近、何度も考えてしまったことだ。

英二はそもそも試合が多い上に、勝率が高い。様々な公演での勝利と笑顔を見ることができる。

 

 

それでも、きっと私が1番好きなのは、これから先ずっと日吉くんだ。

いくら勝てなくても、それを見て胸が締め付けられても、彼を目で追ってしまうんだろう。

それは、痛みを伴いながらも私にとっての幸せだ。日吉くんのことが好きになれてよかった。

 

 

凱旋公演では、さらに強く美しくなって帰って来てくれることを期待している。

ただ、氷帝公演を舐めきっていたためチケット戦争に乗り遅れ、凱旋公演は初日の見切れを1枚持っているだけだ。

全力で譲渡を探します。ご協力いただける方はぜひ。笑

 

 

PS

ここまで書いて

「まともな試合描写があるだけでもいいだろ!」

って滝さんファンあたりに刺されそうな気がしてきましたが。

公式戦を複数回描いてもらえたということに本当に感謝してます。許斐先生、ありがとうございます。