ぜぶ blog

オタクごと:リアルごと=8:2ぐらい。の予定。

【感想】「DIVE!!」The STAGE!! 10/7夜公演

舞台DIVE!!の10/7夜公演を観てきました!あれだけ公演数がありながら大千秋楽だけとかいう贅沢な見方をしてしまい、通ってたオタクに白い目で見られそうとは思うものの、まだ知季キャストしか発表されてない最速先行直後に譲ってもらったチケットだったので許してください笑

そんなに前からキャストも出揃う前に見ようと決めてたのは、何より原作ファンだから!私がまともに小説の読書をするようになったのは中2の頃からで、このDIVE!!の原作者の森絵都さんの「つきのふね」を読んだのがきっかけでした。DIVE!!も同じ頃に読んで、わくわくしてページをめくる手が止まらなかったのをはっきり覚えてます。あれから10年以上経った今読んでももちろん面白いけれど、主人公の1人である知季と同じ歳の時に読めたのは確実に人生においての財産だと思ってます!当時の自分ナイス!

 

この話の題材は、スポーツ競技としての高飛び込み。舞台でどうやって表現するんだろう⁈キャストさんがアクロバティックするのは流石に危険では⁈でも実際に飛び込まないと説得力ないよね⁈それなりに長尺の話だけどどうやってまとめるの⁈と疑問は尽きなかったけれど、本当に上手い処理をしたなぁ(というと上から目線っぽくなってしまうんですが)と感動でした。

飛び込みのプラットフォームに見立てた台から、客席からは見えない舞台下のマットに向かってキャストさんが実際に飛び込む。更に技の内容を細かく表現したい場面では、それに合わせて影武者のアンサンブルさんが宙吊りの状態で空中演技をする。迫力は出しつつも何回回ってるかなどが伝えられて素晴らしい!

話は、やっぱり文庫700ページ超を押し込むのは大変だよねそりゃ!!って感じの超ダイジェスト編集だけど、大事なエピソードをうまく紡いでの切り取りが巧みで、「あのシーンなんで抜いちゃったんだろう」みたいなのがパッとは出てこなくてすごい。大事な箇所ばっかりだから、ヤマ!次もヤマ!!ここもやっぱりヤマ!!!みたいな感じで、原作知らない人からしたらもしかしたら2時間ほぼ集中が切れなくてしんどいかもしれないけど、個人的には大満足です。

あと、語弊のある言い方かもしれないけど、「無駄にキャストに出番を平等に与えない」のがすごいなぁと。特にライバルダイバーたち!正直、客層的に原作ファンよりは役者さんファン、特に若手男性俳優さんのオタクが多いだろうに、ちゃんと割り切った上での出番配分にしたのは思い切りが潔い。あれだけちゃんと強いファンがついてるタイプの俳優さんたちだから、ちょっと正直「うちの推し出番少なくない⁈」ってなった人はぶっちゃけかなりいると思うけど!!ライバルみんな素敵でした!!前説も試合も輝いてたし個性的でよかった!

未羽とか恭子を舞台上にちゃんと存在させたのも英断。あの2人がいないと、やっぱり知季や飛沫って人間はちゃんと輪郭をもって表現しきれないと思う。かといって生々しい描写もなくいい塩梅だと思います!(ちなみに原作では恭子と飛沫が夜の営みしてた描写とかめちゃくちゃあります笑)

 

あとはキャラとか役者さんの感想をぼちぼち。

 

知季役の納屋くんは「普通」であることの演技が本当に上手な役者さんだなぁと!本当に「一見普通の中2の男の子」がそこには存在してました。自然な笑顔とかもどこかあどけなくて、年齢調べてびっくりした!成人してるのか!

未羽と弘也の関係が発覚したところの演技は、なんとなくお客さんもオチは読めてるし、普通ならもっと寒くなってしまいそうなのに、すごく胸に来た。恭子と飛沫にちょっかいをかけるシーンは、ふざけ方がいい感じに中2感が出てて愛しかった!

 

要一くんは存在感がすごい!!正直、キャストさん見た時にマキちゃんと要一くんのイメージが結びついてなくて、どんな感じになるのかなぁと思ってました。(個人的には身体能力とか的にも本田礼生くんあたりがキャスティングされるんじゃないかなぁと予想してた)

個人的に1番好きなキャラなのでイメージに合っててほしいな...と不安と期待半分で迎えたら本当に要一くんだった!マキちゃんって、決して身体つきに特徴があったり、他の俳優さんに比べて「派手な」タイプのお顔をしてるわけじゃないと思う役者さんなんだけど、すごくすごく存在感があるなぁと改めて。立ち姿、歩き方、視線の動かし方、些細な仕草でもカリスマ性があって、めちゃくちゃかっこよかった!あと、個人的にテニミュで海堂役で見続けて以来だったので髪色が明るいのが新鮮でした!これも似合う!

要一くん、本人はどれだけ意識してるかは分からないけど、確実に人に何かを与える力を持ってて、それが感じられるシーンがちゃんと随所にあってよかった。MDCを辞めることを告白した陵に対してのセリフが大好きだったから、舞台でも見れてよかった...感謝。

 

飛沫が財木くんだったのは、要一くん以上にキャスティングにびっくり!正直、伊万里くんあたりが来ると思ってたので。

ぶっちゃけ、「財木くん⁈正直、細身すぎない⁈飛沫にとってゴツくて野性味があることってめちゃくちゃ大事じゃない⁈」みたいな不安をゴリゴリに抱えてたけどこれも杞憂でしたね!!身体本当にバッキバキでちゃんと黒くて驚きでした!野生児。なるほど。

あと、財木くんは「内に熱いものを秘めてるけどクール」なキャラが本当に似合うなぁ。個人的にこれまで見たのがテニミュの手塚と刀ミュの大倶利伽羅なので余計に。そろそろ違う系統のキャラも見てみたいなぁとも思ったり。

あと、カテコの挨拶で「はみ出してしまうかと思いました」みたいな発言して、みんな「え、海パン...⁉︎」みたいな空気にしてたのが相変わらず天然で面白かったです(本人は最後のスワンダイブの時に熱くなりすぎてマットの枠をオーバーしそうって意味で言ってたらしい)

 

レイジは、けんす〜さんってあんなにあえて「地味」を作れるんだってびっくり!はっきりくっきりしたお顔立ちしてるのにな〜表情の作り方が前に幽劇や刀ミュで見た時と全然違う。役者さんってほんとにすごい。

完全版じゃないけど、原作4部のレイジ視点のシーンもジンクスのくだりとかちょっと入ってて嬉しかった!

 

陵は、杉江くんの怒りの演技が本当に好きだなぁと再認識した!イライラの募らせ方、爆発の仕方がめちゃくちゃ説得力ある。

原作では陵ってどうしても性格があまり良くなく見えて、個人的には好きじゃなかったけど、舞台で見てすごく人間味があっていいキャラだなぁと思えたのでありがたい!

 

松野くんは地味キャラ属性を与えられたことで、逆に一気に存在感が増してて新鮮だった。あんなに綺麗なお顔なら目立ちそうなもんなのになぁとかメタ的に思ってしまったり笑

辻くんは松野くんへの割り込み方が上手!彼もお顔が整っててカッコいい。

ジローはほんとに面白かった!みやこちゃんを1番最近見たのがテニミュの観月さんなのでギャップにめちゃくちゃ笑ってしまった...振り切り方がすごい。本当に身体赤くして出てきたのはびっくりした!あれ自分でペチペチやってるの⁈

ピンキーはいい意味でウザかった!あれは要一くん確かに苦手だろうな...笑 最後のシンクロのところのやりとり面白かった!

 

麻木コーチはほんとに美人さんで、喋り方もハキハキしててカッコよかった!こういう舞台に出る若手の女優さんで、あそこまでセリフ聞き取りやすい人もそうそういないなぁと。

 

他の方々も、出番は多くないんだけど、ちゃんと「存在してる」感じがよかった!

弘也と未羽の距離感とかめちゃくちゃ「中学生カップル」を感じる。恭子はスタイルよくてカッコいいなー。未羽の方が都会の女の子なのに、どこかおぼこい印象なのも恭子との対比が出ててよき。

前原会長は存在感がすごいし、富士谷コーチは要一くんとの接し方が役の中の「リアル」な感じ。

 

本当にめちゃくちゃ楽しい舞台で、観に行ってよかったなぁと思いました!青春を感じました!笑

客入りがあまり良くなかったのか、最後のカテコの挨拶で納屋くんや杉江くんが「どうなることかと思ったけど」のような発言を何度もしていて、もう1公演ぐらい取っておけばよかったなぁと今更ながら無責任にもちょっと思ったり。

 

そしてこの舞台行かれた方は原作も素敵なのでぜひぜひ読んでみてくださいー!

プリンのカラメルすら諦めなければいけない知季の努力だとか、未羽と知季の恋の話の掘り下げで、好きなおかずのくだりで胸がぎゅっとなったり。知季と要一くん、知季と飛沫の一対一でのやり取りなんかも、舞台では削られてるけどもっとあったりします。

あと、原作は1部〜4部で視点が違うので舞台で客観的に見るのとはまた違った印象で面白いです!1部が知季、2部が飛沫、3部が要一くん、4部が章ごとに各人物視点で語られるオムニバス式。4部のつくり、オタク絶対好きだと思う!ちなみに私はレイジ視点の章が1番好きです!

 

以上、雑多になったけど自己満も兼ねた感想でした!