ぜぶらいと

オタクごと:リアルごと=8:2ぐらい。の予定。

言いたいことも言えないこんな世の中じゃ

Poison...なので、私は言いたいことを言っていこうと思うという話*1。この記事で言いたいこととしては、人の感想や思うこと・発信することを他人がコントロールしようとするのは違うんじゃね?という思いと、それにまつわる諸々です。

 

私が文を書くのが遅かったのもあって今さら感もあるけど、先月末の話について。自身のTwitter*2に投稿したツイートの内容が、本来の拡散方法(RTや引用RTのこと)ではなく、自分の50倍以上のフォロワーのいる大手の方のマシュマロに投稿されることにより、比較的多くの人の目に触れることになった。私の以下ツイート2つのコピペに加えて「普通に人を叩くのはよくない」旨のコメント付きだった。

確かに、言葉選びがよくなかったと反省した。「叩くのはよくない」本当にそれはそう。ただ、私が言いたかったことを要約すると、これらのツイートの直後のこちらのほうがニュアンスが近い。

あとは過去の発言だが、これも類似。

 

テニミュは、4thシーズンが始まるにあたって脚本・演出・振付・作曲などあらゆる担当が一新*3された。何かが変化する時にはよくあることだが、当然賛否両論あった。これだけ長く続いて規模も大きい作品なので、それはもう様々な意見が飛び交った。中には、ただの感想の域を超え、意見の違う人間を攻撃するような発言もたびたび見かけた。4thが肌に合わなかった方・受け入れられなかった方からは「これを楽しめる人間はテニスの王子様のことが本当に好きではない」のような発言。4thを楽しんでいる人間からは「4thを否定する人は変化を受け入れられない老害」のような発言。私自身としては「自発的に楽しく4thに通っているが、いろいろと作品に対して思うところもある」人間なので、どちらの立場でもないが、いきすぎた発言に対しては「個人の感想の域にとどめておけばいいのになぁ」と思っていた。

そんな中、先月末に、4thの脚本演出家の方が自身のブログを非公開にする出来事が起こった。原因は、脚本演出家に対する攻撃的なコメントが書かれ、それを取り下げるように要求する人との間での争いがコメント欄で続いたからだった*4。この一件によって「4thのアンチはいい加減作品から離れてくれ」「4thを批判する人のせいでこんなことになったがどうしてくれるんだ」「4thによくないことを言う人間は意地悪」などの意見が散見された。さらには、いわゆる「4thのアンチ」だけではなく、4thに対して「個人の発言を出ない域で感想を言っている人間」に対してもネガティブなことを書くのはやめたほうがいいと言う層が出てきた。

いや、待ってくれよ。それは違うだろ。あの一連の話でよくなかったのは「脚本演出家に攻撃的なコメントをした人間」であって、その他の「直接攻撃していない人間」は関係ないはずだ。そういう意味で、ツイート内では「論点のずれた学級会」というワードを使用した。「もうこんなことが起こらないように、4thに対してネガティブなことを言うのはやめよう」と声高に叫ぶ人間は、この出来事に便乗して、「普段から自分にとって気に食わないことを言っている人の口を塞ごうとしている」ようにしか見えなかった。我ながらめちゃくちゃ性格の悪い言い方をしているとは思うけど。

 

私は、テニミュに関してだけではなくあらゆる作品や出来事に対して、誰もが自由に感想を述べていい環境であってほしいと思っている。

今、めっちゃいい時代よな。あらゆるものに対するいろんな感想がほぼ無限に読めるという意味で。小学生の時、図書室での読書タイムですごく面白い作品に巡り合い、誰かの感想を聞きたくて、「あれ読んだ!?」と聞きまわっても誰も知らなかった時の気持ちを思い出す。あのようなもどかしい感情になることが今はほとんどない。検索エンジンやTwitterに「〇〇(作品名) 感想」「〇〇 考察」を入れれば同じ作品に触れた人の話をいっぱい見られる。住んでいる場所や年齢が離れていても関係ない。なんならコメントをつけたり、リプをしたりで直接交流できちゃったりなんかもする。パラダイスですわ。

で、個人的には賛否に関わらずいろんな感想を見たいんですよ。特に「あー、絶対これは意見別れるわ、私は好き/嫌いだけど」と思った小説は、読書メーターとAmazonのレビューを全件読むこともざらにある。自分と似た感想には「わかるー!!」と頷き、思ってもみなかった角度の感想や考察には「なるほど、そんな見方もあるのね」「え!すご!気付かなかった!」と感心し、自分と異なる感想には「逆にそういうところがいい/よくないんじゃねえか!」と言いたくなることや、「あーーーー本当にそれはそう。それ思う人いるよなーとは思っていた、やっぱりそういう感想になるんだ」と納得することもある。自分は、作品を見たり読んだりした後に「他人の感想に触れる」までをセットでエンタメを楽しんでいる自覚がある。これが、ほとんど同じ内容の感想ばかりでは、ここまで「感想を読む」行為を楽しめていないとも思う。それに、自分だって誰にも遠慮せずに思ったままの感想を表現したい。

 

「育ってきた環境が違うから 好き嫌いはイナメナイ」なんて有名な歌があるけど*5、本当にその通りで。育ってきた環境や今の環境だけじゃなくて、年齢も、性別も、性格も、能力も、周りの人間も違うんだから思うことや好き嫌いは違って当たり前。なんなら10年前と今と20年後じゃ、経験や立場が違うから、同じものを見たって感想が変わってることもあるだろうし。

誰のどんな感想も、全部正しい。そもそも感想に間違いなんてない。それが仮にメジャーな意見とは違ったりネガティブなものであっても、「こんな感想を持っちゃだめかな」なんて思う必要はないし、ましてや他の人の意見に寄せていく必要は全くない。逆に、「〇〇さんの感想を見たら自分も最初とは違ってこういう考え方になった」と思ったり言ったりするのも自由。そして、他人が「こういう感想を言ってはいけない」「こういう方向性の発言だけしよう」などと強制することがあってはいけないと思っている。

それはそれとして、どうしても目に入れたくない類の感想やアカウントはあると思う。「見かける度に自分との感性のずれが気になるな」「そんな強い言葉使ったり嫌味言ったりしなくてもいいのにな」「この人の言葉見てるとしんどくなるな」など。その人の発言を見ることが自分にとってメリットがないなら、Twitterの場合はブロックしてしまえばいい。相手からバレると気まずかったり波風を立てたくないなら、ミュートという方法もある。人の口を塞ごうとするよりはずっと健全で気軽な方法だと思う。

 

誤解を与えないように補足しておくが、私が求めているのはあくまで「人の感想や発言の自由をコントロールしようとしないこと」だ。こちらも、それ以外を強制する気は全くない。ネガティブなことも含めて絶対に全部吐き出すべきだ、なんて言うつもりは毛頭ない。「楽しい気持ちでSNSをしたいからポジティブなことだけ発言する」も「表のアカウントでは褒めるが、思うことはあるのでネガティブなことは非公開のアカウントで発散する」も「そもそもインターネットに感想投稿はせずに見る専門を貫く」も全く問題ない。全部自由。個人的には、色んな発言をするアカウントを見れたほうが楽しいが、それも私のエゴなので、他人にネット運用方法を強制する気はない。

 

補足その2として、ここまでの理論は「自身のSNSやブログなどの自己責任が持てる領域や、感想投稿フォーマットなどの然るべき場所で行う場合」「特定の個人を攻撃しない場合」という前提条件がつく*6*7。何か思うところがあるのであれば、相手を攻撃するのではなく、「『自分は』こうは思わなかった」というスタンスでいた方がいいんじゃないかな。「こう思うやつは頭がおかしい」などと言い始めると火種になるし不快になる人も増える。これは、あまりにも自分と考え方が違う人間を見ると自分も強い言葉を使ってしまいがちなので自戒を込めて。「自分の領域で」の話を出したのは、ここ最近匿名ツールが嫌な使われ方をしていることが増えたと感じるので。何かしらの理由(自身が鍵垢、FFじゃないので交流が取れない、恥ずかしいなど)で直接お伝えするのは難しいが創作物に対しての感想を伝えたい、などが本来の匿名ツールの想定用途なはず。「設置主を直接殴れるのに身バレしない便利なツール」でも「自分が発言してることがバレたくない理不尽なお気持ちも気軽に表明できるツール」でも「フォロワーが多い人に間接的に自分の意見を拡散してもらうためのツール」でもない*8

 

ついでに言うと、普通の1個人として発言しているフォロワーの多い人間などに「貴方は影響力が大きいのだから発言に気を付けるべき」などと言う人間がいるのもよく分からない。これは最近に限らず昔からあるあるだけど。その人たち、発言や作品が面白かったりタメになったりと何かしらのいいところがあるから結果的に「影響力が大きい」人間になっているだけで、お前と立場は変わらんよ*9。「作品の公式や関係者は(ただの1個人ではないので)発言や振る舞いに気を付けるべき」なのは事実だと思うから、そこと混同して言ってるんかな?

影響力の大きい1個人の発言によって、界隈の空気やメジャーな意見が変わることって確かにあるよね。実際、自分もそれで苦い思いをしたことはあるし。でも、それってその人たちが悪いわけでもなんでもなくて。極論、フォロワー0の人間と「発言できる権利」は変わらないわけだから、もし本気で何かを変えたいならとれる正攻法としては「自分も影響力のある人間になる」しかない気がする。フォロワー150弱の人間に言われても説得力ないとは思うけど*10

 

 

これ以後はテニミュに特化した話に戻るので、もしここまで読んでくださった他界隈の方がいらっしゃったら離脱していただいて問題ないです。長文お付き合いくださりありがとうございました!

 

閑話休題。

これは個人の感想なんだけど、4th、公演を重ねるごとにめちゃくちゃよくなってきてません?クソデカセットの置き方や使い方がマシになって視認性が以前より確保されるようになった。熱さが要求されるシーンでの賛否両論分かれそうなエモバラードが減って場面に合う曲が増えた。「試合の面白さ」を削ぎ落として本筋ではないところにスポットを当てがちだった脚本が、メインの話を追うようになり出した。歌詞についても、抽象的で誰が歌っているのかよく分からないものが減り、そのキャラ独自でいいなと思えるものが増えた。

私は3rdから観劇を始めた人間なのでそれ以前のことは知らないけど、テニミュのいいところの1つは、アンケートに真摯に向き合ってくれることだと思っている。実際、今までにも「あー、アンケ入ったんだろうな」と察することのできる変更部分は多かった。公演期間中に取り入れて即時反映するものすらある。それもあって、テニミュのお客さんは、いいところも悪いところも表現する人間が多いように思う。

ちなみに私自身も3rdの時から言いたいことは色々と言っているし、アンケートも出している。一番覚えているのだと、3rd六角公演の凱旋から追加された演出で、「手塚*11が大石*12に対して、空を飛んでいるカラスにボールを当てる提案をする。それを受け入れ、ムーンボレーをカラスにヒットさせた大石は、撃ち落とされたカラスを鷲掴みにしながら高笑いをする」という、何をどう思ってそれがOKだと思ったんですかね!?案件が発生した。初日に衝撃を受け、2日目になってもこの演出が続いたので、「大石はカラスを撃ち落とさない」とだけをでかでかと書いたアンケート*13を提出した。あの時の凱旋公演は4日間6公演しかなかったはずだが、よっぽど反響が大きかったのか、その短い期間でこの演出を廃止し、無事に円盤収録を回避したという実績がある。さすがにこれは極端な例だと思うが、もっと小さいことも含めて本当に色々あった*14

3rd以前から見ている人が、以前からずっとそのスタンスでやってきてて何も態度を変えていなかったとしても、色々と新しいことをやっている4thに対しては結果的に言うことが多くなってしまっている、という図式なんじゃないかな。「ネガティブならアンケートでだけ書いたらいいじゃん」って人もいるかもしれないけど、せっかくだったら考えてることって公開したくない?もし共感でも反論でももらえたら楽しいし(あくまで建設的なやり取りであることが前提)、後から自分でも読み返せるし。

 

不動峰公演は、とにかく視認性が悪いのが辛かった。見たいところがうまく見えない。不動峰のターンがなかなか来ない上に、あんだけだらだらいろんなことやってたのに峰の描写が少なかったのも不満だった。でも、校内ランキング戦をあんなに丁寧にやってくれたのは斬新でよかったな。Prince of Tennisの曲はアニメのOPみたいでテンション上がったし。

ルド吹公演は、ルド戦D2で「試合の面白さ」をすべて削ぎ落されたことと、公演中に一度も桃城海堂の関係性に「ライバル」という言葉を割り当てなかったことが未だに許せない。これに関しては感情が重すぎるから、いつかルド吹公演の感想として別記事書きたいな。あと、ルドの話での軸って裕太だと思ってて。観月さんが「兄貴ではなく」自分を見てくれた、っていう描写が弱すぎて、話が正しく伝わらない。なのに本筋以外のシーンはめっちゃ細かく描写するしで結局何を伝えたいのかよく分からなくて。でも、4thのルドルフも山吹も今までの視点とは違った解釈*15がめちゃくちゃ面白いなと思ってる。「都大会」をベースに話が展開していくのも1公演の中のドラマとして好き。あと、ルド戦のS2が歴代で1番好き。クソデカセットってそうやって使うんや!disってばっかでごめん!って思ったし。そして何より自分としては、好きなキャラである赤澤が一番「部長」として今までより手厚く扱われていたのが嬉しかった*16

 

関東氷帝公演は、「全国氷帝やらせる気ないんですか!?」と疑ってしまうぐらい、全氷につながる要素がそぎ落とされていてびっくりした*17。いろんなキャラの描写が気持ち悪くて、特に試合終わりの寿司のパートはほぼ誰も解釈一致しないことしか言わなくて、本当に悲しかった*18。あれ、「寿司に行くこと」自体よりも、「キャラ崩壊した脚本を延々見せられている」「あんなに熱い試合が終わった後の余韻をぶち壊してまで(しかもこの時点の氷帝は全国にいけないはずなのに)」がしんどかった認識なのね、個人的には。だから、寿司パートに文句言ってる人たちに、「試合後でも寿司にぐらい行くだろ!」って、怒ってる人見ると論点ずれてるなー、と思ってて。というかみんなたぶん本質的にはそこに対して言ってるんじゃないのよ、ワードとして「寿司」に集約されてるだけで*19。「寿司に行く」だけ大枠あって日替わりでキャストが自由にやってくれてたらこんなに燃えてなくね?私はたぶんそれなりに楽しく見れてたと思う。あとは相変わらずの試合の面白さカット(特にD1・S1)が残念だったのと、取捨選択基準がバグってる。どう考えても寿司屋のオヤジ*20に寿司音頭歌わせてる暇があるなら、日吉くんの実家が古武術道場やってることとか、宍戸さんが長身や怪力がないことを自覚して「俺流のテニス」に辿り着いたこととか、手塚が肘を庇って肩に負担をかけていることとか入れられるだろ。それと、観月はじめに「君がいたからテニスを愛せた」なんてクソクソクソふざけた歌詞を歌わせたこと*21は一生恨むと思う。地元に聖イカロスっていう全国レベルの地元の名門校があることを知りながら、単身東京に乗り込んできた人間ぞ?チームメイトの肩を犠牲にすることを知りながらも勝利にこだわった人間ぞ?新テニで下位コートから抜け出せなくてもずっと諦めてない人間ぞ?君がいないと愛せないようなちゃっちいもんじゃないのよ、はじめにとってのテニスって...って思いながら全然泣くとこじゃないのに泣いた。悔しくて。「猛者」を「もうじゃ」と読む、「このままじゃ勝てない」のセリフを拾ったのに直後に「容赦をしないことが向き合う者への礼儀と思えるから」*22なんて矛盾したことを歌わせる、あたりの「そもそも第三者チェックありました?お出しして問題ないと判断されたんです?」レベルの、解釈とか以前の話がぽつぽつあったのもしんどかった。

でも、めちゃくちゃ楽しかったんだよなぁ、関東氷帝。逆にこんだけ不満あるのになお「楽しい」のってすごくない?冒頭の氷帝の校歌では原作を初めて読んだ時のようなヒール感?というか、「いけ好かないけどめっちゃ強そうなライバル校」の感じがびりびり伝わって来て「これこれ!!」てテンションが上がって。氷帝曲の中で、ジローがNo.2であることの説得力もすごくて、こんなにジローが強いことにスポット当たるのはめっちゃいいなと思ったし。コンソレのS2もまさか見られると思ってなかったから、ルド吹公演でコンソレにほぼ一切触れなかったのはこれのためなのかと思えたし。黄金のケンカも、何が原因でそうなったのかとかをちゃんとやってくれたのが嬉しかった。乾海堂の話も、「手塚・不二・越前がいる」のセリフが入ったの、説得力が段違いで嬉しくて。しかもデュエットで「利用させてもらうさお互いに」であんないい曲が来てさ、感動したよ。ちょくちょく面白さを削られても、なお試合が面白いの、さすが試合描写の丁寧な関東氷帝戦だなと思うし。S1の2人の高い歌唱力には毎度圧倒されて、これだけでチケット代の価値は余裕で回収できたなと思ってたし。

 

六角公演は、「許せない」レベルのことがなくなって本当に気持ちよく見れた。ちょっと引っかかることはあっても、「ちげーだろ!!」じゃなくて「うーん、どうなん?まぁ解釈次第か」レベル。具体的には、ルド吹氷で1曲もデュエットさせてもらってない黄金ペアを差し置いて3-6が背中合わせで「お前でよかった」なんて歌詞を歌ってたこととか。S3の海堂の心情説明が丁寧すぎて、絶対そういうの思ってても口に出さないタイプだと思うから、ここまで懇切丁寧に説明しちゃうのは野暮じゃね?とか。井上さん出すなら、南次郎戦があった峰はともかく、ルド吹氷より絶対この公演だろ。緑山戦前に井上の役割を負わされた大石の共感性羞恥がヤバすぎてちょっと見ててハラハラするなとか。

でも、六角公演めーーーっちゃ楽しかった!!敗者もみんな全国確定してるからか爽やかで気持ちがいいし。そもそも緑山をあのクオリティで存在させた時点で、加点方式なら+10000点。これまでで1番「4thでやる意義」を感じた公演だった。オジイもめっちゃよかったし。これまでの「このキャラ本当にいる?」ってなる類の、他キャラセリフ奪取も無くてちょうどよく存在してくれた。オジイがいたことで、ダビデのラケットにヒビが入ったこととか、「なんで真ん中打たないの?」が発生すること+ボーイズがいることで、菊丸印のステップでちゃんと3人になれたし。英二が編み出した大技があんなにちゃんとスポット当たってそれ専用のソロ曲までついて歌われたの、本当に嬉しくて。関東氷帝のボーイズの使い方にめちゃくちゃ不満があったんだけど、六角公演は天才的な采配だと思った。

 

立海公演は、本当に本当に面白い。個人的には4thの中でダントツ好き!こんなに立海って学校に感情移入したのは初めて。手塚の「間に合うぞ、全国に」からの幸村くんの絶望の慟哭とか、対比があまりにも残酷で美しくて、立海がなんであんなにも「負けはいけない」になっていったのかが分かって新感覚だった。黄金とか柱とか、ここまで描写が足りないんじゃないかな?と思ってた組み合わせも色々と分厚く描かれて、ここに向けて動いてたんだなと思った。個人的には原作の中で試合が1番面白いのは関東立海だと思ってるんだけど、「試合の面白さ」も4thの今までの公演の中で1番尊重されてるんじゃないかなと思っている。ルド戦の時にあれだけ荒れた(私が)桃城海堂も、大石の「ライバルだから」のセリフと共にイントロが流れて感動した。

 

 

4thになって、今までと視点が変わって、「テニスの王子様」について改めて考える機会が増えて、私はめちゃくちゃ楽しい。これからもずっとテニミュには続いて欲しいし、なんなら自分がおばあちゃんになっても上演してくれたら嬉しいなと思う。新規層を増やした体制一新について、結果的にめちゃくちゃよかったと思う。20年後ぐらいに、「4th始まった時はどうなるかと思ったけど、7thの時もすごかったよね」なんてオタクと笑い話にできてたらいいな。テニミュの将来に幸あれ。

*1:ちなみにGTOは全く世代ではない。

*2:未だにX呼びに抵抗あるのでこう表記します。他の用語もTwitter時代のものを使います。

*3:厳密には過去シーズンでの補佐がメインになったり、途中から作曲で過去シーズンの方が追加されたりなどがあるので「一新」という言葉は適切ではないが便宜上この言葉を使用しています。

*4:これに関して、何回か実際にブログは見ていたが、認識誤りがあればすみません。正しい情報を教えていただければこの文差し替えます。

*5:こいつ毎回チョイス古いなと思われそうではある。

*6:これはボヤキなんだけど、この記事の冒頭で書いたマシュマロの投稿を行った方は、「1RTもされていないものを含む連続の2ツイートをコピペしている」時点で、確実に私のアカウントの投稿を遡ってるわけやん?1ツイートだけならおすすめに出てきたのかな、と思わなくもないけど。「『本人に対して直接攻撃しなければ』どういう感想を持とうが呟こうが自由」という2分後のツイートも見てるだろうに、意図的にこっちだけ抜き出すんだなと。「普通に人を叩くのはよくない」って言いながら、その人もたいがいいい性格してる気がする。しかも、マシュマロ設置者って、「商業作品であれば感想を言うのは自由」のような考え方をベースに、めちゃくちゃ面白いブログ記事を上げていた方でさ。某スポーツ祭典をもじったその企画には私も投票したし、今年版の結果が出るのがとても楽しみで。その前回の記事を読んでるからこそ思うんだけど、マシュマロ投稿者は、あの企画の発起人を許せて私のことは許せない理由って何なんだろう?実際は「4th アンチ」あたりのワードで検索をかけて出てきた手頃なアカウントのツイートを拾ってみた、ってところで深い意味はないのかもしれんけど。おすすめ欄に自分以外のアイコンで明らかに自分が書いた記憶のある発言が流れてきて、何が起きたんだろうと肝が冷える感覚ってこわいなーと思ったので恨み節。

*7:念の為言っておくと、商業作品ではなく同人作品については、公序良俗に反しているなどよっぽどのことではない限り、作者や第三者に見えるような形でネガティブなことを言うことはやめといた方がいいんじゃないかな?とは思う。あくまで趣味としてやっていることであり、商売じゃないので。マナーとして。

*8:3つ目の用途は設置主がそういう使い方もOKの考えなら別に問題ないと思うので、時と場合によりけりではある。

*9:もちろん、影響力が大きい人間が「フォロワーも増えたことだし発言の内容や表現に気を付けるか」と自発的に思うことは素敵なことだと思う。

*10:別に自分が有名になりたいみたいな願望があるわけじゃないんだけど、何かしら宣伝したい作品や言いたいことがある時に、「あぁ〜自分に影響力があったらな〜」と羨ましくなることは正直ある笑

*11:なお彼は「ラケットは人を傷つけるための道具ではない」と前回の公演の中の回想シーンで発していた。

*12:次回の公演で、パートナーにボールをぶつけた対戦相手に激昂することになる。

*13:当時は紙だった。

*14:ちなみに私は同じく六角公演の水面のナルシスの演出について「バレエバーだけでも撤去してもらえたりしません?」の趣旨で2回アンケートを出した。それは弾かれてるので、全てが採用されるわけではない。それはそう。むしろなんでもかんでも通るわけじゃないんだなって安心したところはある。あれ結構アンケ入ったと思うんだけど。それはそれとして、あの演出とは未だに和解できていない自分がいるのも確か。オタクは難儀。

*15:長くなるため詳細は割愛するが、ルドが「実力が十分に発揮されずに燻っていた」者たちへの救い、山吹が「部員全員で亜久津を受容している」。山吹は、3rdで千石さんに割り当てた伴爺のセリフをタカさんと南に振ったのも「わぁ!新しい!」って感動した。

*16:ただ、ルドのメインって誰?の話に正しく焦点が当たっていなかった副産物な気もしているので、「めっちゃ嬉しい」「だけど、本当に大丈夫?」という感情が両立している。

*17:体力が落ちていることに言及されない岳人。「消えへんもやもや」が残ったようには見えない侑士。全国では克服する手首をこねる癖に言及されない長太郎etc

*18:「同情引けて気持ちよかったか?」はさすがに滝さんの性格がオワリすぎている。2週間ちょっと前まで「自慢の長髪」だった宍戸さんが滝さんに髪の毛邪魔とかいうはずねーだろ。日吉くん、「他人の振りをして先輩を騙してコソコソ笑い」する?あれはもうちょい演技の方向性が違ったらギリ許容できなくもなかったかもしれんが。てか宍戸さんも騙されてんのマヌケすぎんか?長太郎の四字熟語推しもなーー、ドリライとかなら許せたと思うんだけどあの場面であの空気の読めなさなのは違和感あるなって感じ。あと全員跡部に寿司をたかるなよ。跡部様が自発的に「よし、今日は俺様の奢りだ!」からの「やったー!!」なら文句ないんだけどな。そして侑士が寿司になると周りが見えなくなって全員跳ね飛ばして前に行くのも違和感。「俺はサゴシキズシでも食べよかな」って呟きながら後ろから着いていく(楽しそう)ぐらいの感じのキャラ認識なんだが。

*19:これも個人の感想なのでそもそも寿司に行くこと自体がNGの人いたらごめんなさい。

*20:もうタカさんのお父さんって呼ぶのも抵抗ある。二次創作すぎて。

*21:前半の「君がいたから」部分は南のソロパートだよ、みたいなツッコミは求めてません。

*22:これ銀さんのセリフに近いんだけど、四天のS2でこの曲出して「あの時の!」みたいな演出にしたら逆にキレると思う。その伏線のために関氷戦を蔑ろにされたなと思うので。