ぜぶらいと

オタクごと:リアルごと=8:2ぐらい。の予定。

推しの上にも三年

響きだけで某ことわざをもじってタイトルをつけてみたけれど、別に推し活が辛いというわけでは全くなく。むしろ、超弱火かつ楽しいと思える範囲でしかチケとっていないので、無理せずゆるゆる最高に楽しんでいます。単純に、推しを好きになってから今日でちょうど3年だなぁと思ってブログを書いてみたという話。この3年間での各舞台や役のざっくりした感想とか個人的な思い出とか。ちなみに私の推しは、舞台中心の俳優さん、たなかりょーせい君です。

 

◆~2016.9 テニミュ(乾 貞治役)

初めて見たのは山吹公演の千秋楽前日。私にとってテニミュ自体が初観劇だった日。

 

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りょーせい君に対してめちゃくちゃ特に何かを思った記憶はなくて、ただ、「乾、声高いなー(アニメ比)」と。そりゃ、つんちょさんと比べたら誰だってそうだろうって気はする。

その後のドリライでは乾先輩の私服姿があまりにスタイルがよすぎて「あれは表立ってモテる乾」と騒ぎ倒した記憶。脚が長い。

関東氷帝公演は手塚戦でのソロが毎回よかった。顔の前にラケット持ってきてガタガタする振り付けは天才かと思った。手放しでの「かっこいい」ど真ん中は絶妙に外してて、なんか乾先輩のやりそうな振り付け。まさかの凱旋初日で双眼鏡から覗いた表情の演技で乾先輩に落ちてしまった。初めて写真も買った。これがちょうど3年前の9月22日の話。

 

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◆2016.11 鉄ミュ2(上越新幹線役)

この時点ではまだ「りょーせい君の乾先輩」がよかったという感情ぐらいで「たなかりょーせい君自身のファン」ではなかった。よって、原作も知らない鉄ミュに行こうという発想はなかった。でも、偶然にも数日先に渋谷で夜ご飯を食べようと約束をしていたフォロワーさんが、「りょーせい君気になってる人は見たほうがいい」といった旨のツイートをしていたため、その日の当日引換券のチケットをポチった。会場は、今は亡き渋谷AiiA。どのみち渋谷には行くし会話のネタにもなりそうだし。

結果としてこれが大正解。正直、原作も舞台第1弾も見ずに行くとノリとテンションがよく分からない箇所も多かったが*1、めちゃくちゃ楽しかった。ショートコント式なので気軽に見やすい。

でも、ネタを全然拾いきれないのがめちゃくちゃ悔しくて!「きっと、鉄道ネタに詳しかったり原作を履修してキャラ理解してる人は私より何倍もこの空間が楽しいんだろうな...!!」と思い、しっかり学習してから改めて観ようと円盤を予約。大好きな作品になり、多分私が現時点で人生で1番観ている円盤は鉄ミュの2。

りょーせい君演じる上越新幹線は脱ぎたがり。常に上裸の上に直接上着を着て前を留めていないので腹筋がチラ見えしてた。それだけでもすごかったのに、まるまる一曲、上着を脱いで完全に上裸で歌って踊ってまたびっくり*2。白くて細くて長くて。でも、ちゃんと筋肉はあるからガリガリヒョロヒョロってわけでもなくて。眼福でした。めちゃくちゃ楽しそうだったし。

しかもこの後初音ミクのコスプレで女装?も見られるという展開。かわいい。トドメに、ラストの人物紹介曲は上越新幹線がトリで、主役ではないかと錯覚してしまうおいしさ。この頃からりょーせい君自身を好きだったらもっともっと楽しかっただろうなぁと今なお思ってしまうぐらい。

 

◆2016.12 デビミュD.C.(ジェキ役)

りょーせい君が気になるものの、行けそうな日程全てテニミュと丸被りしていたため二の足を踏んでいた。実際、行くって言ってた友達に「ジェキの写真買ってきて」とお願いしてたから多分本当に行かないつもりだった。が、ずっと探していたテニミュ大千秋楽2連が譲渡で出されており、抱き合わせ条件はデビミュマチソワ。最早運命では?と思って譲ってもらい行くことにした。

テニミュ六角の初日公演で演出の盛大な解釈違いで瀕死だった私は、その翌日にデビミュが楽しくて救われることになる。人生何があるか分からない。

とにかく「美しい」舞台だと思った。キャラのビジュアルもセットや世界観も。そして乙女ゲーム原作で、プレイヤー役をセリフ無しかつ男性キャストで舞台上に存在させるという英断。あれ本当に演出として最適だと思う。

そしてジェキ様ももちろんとっても美しかったです。ピンク髪とあのメイクで浮かないのって相当顔がよくないと無理でしょ。知ってる。ヴァンパイアを引き連れてのソロはすごく妖艶。所作も一つ一つが美しい。喋り方も色気があって、でも自分のことを名乗るシーンで「男よ」っていうのが、ドキドキしちゃう。レム様との戦闘シーンの回し蹴りはめちゃくちゃかっこよかったなぁ。あと乱戦でナイフぱって離す動きも好きだった。肉弾戦もマインドコントロールもできるジェキ様かっこいい。

後にりょーせい君がファンイベで「初めて悪役をすることになったので、色々な作品の『悪役』を研究した」みたいな話をしていたのが印象的だった。

円盤が色々と残念*3、かつ円盤リリイベがクソの極み*4なこと以外は楽しかった。

 

◆2017.1 第1回バーイベ

これは、鉄ミュを見た日に一緒にご飯を食べたフォロワーさんに誘われてチケット取りました。このバーイベで初めて手紙を書き、イベント内での印象で「これからもこの人の出演作を見てみたいなぁ」と思った。これ以降「りょーせい君が出るから」を理由にチケットを取るようになったので、結果的にここから「推し始めた」ことになる。

個人イベント、MCさんと2人で出演作の話を割とがっつりしてくれるタイム→ゲストコーナー→何か披露のコーナー→チェキの流れが今のところ毎回確立してて好き。

 

◆2017.2 孤島の鬼(諸戸 道雄役)

江戸川乱歩の小説が原作。小説自体がめちゃくちゃ面白くて期待大で観に行った記憶。

赤坂レッドシアター、携帯の電波もほぼ届かないような地下の小劇場で、舞台のラストの六道の辻を想起させる雰囲気。セットもシンプルに見えるけれどものの一つ一つにこだわりがある感じ。ブロマと宣材写真のスーツ姿が素敵だったから、衣装はみんな白か...と残念になったけど六道の辻で諸戸さんが想いをぶちまけるシーンの演出意図で泣いた。そういうことですか。

主人公の箕浦くんが、語り部として過去を回想するという形で、時間軸の違う箕浦くんが2人ほぼ常に舞台上に存在するという演劇ならではの演出が面白かった。

諸戸さんは同性愛者で、主人公の箕浦くんに想いを寄せている。過去の箕浦くんを演じるのが、りょーせい君とはテニミュで同じ学校の同じ学年役を演じていた隼くん。そんなリアルの関係性なんて舞台上では微塵も感じさせない。役者さんってすごいなぁと思った。諸戸さんの熱っぽい視線や、想いを抑え切れない切実な感情。箕浦くんの、純粋だけれども諸戸さんにとっては酷く残酷な、別の女性への恋と愛情。なんか、本当にすごいものを見てしまった。

一つだけ言うなら、公演どんどんすごくなっていっていたから円盤収録日は千秋楽にしたらいいのになぁと。私は同日のテニミュの千秋楽に行って観てないから余計にそう思うのかもしれないけど。

 

◆2017.3 初恋モンスター(長澤 嵐役)

孤島の鬼からの振れ幅がすごい。頭からっぽで見ても120%楽しい舞台!なんせ序盤で披露される曲の歌詞が「うんこ うんこうんこうんこは不思議♪」というトンチキぶり。脳が溶けるタイプの楽しさ。円盤出た直後に家で口ずさんでたら母から心配された。そりゃそうだ。

嵐さんはハイテンションなオタク。性愛対象は「男の娘」。ここまでの時点でのりょーせいくんの演じてるキャラの性癖が割と尋常ではない。動きも会話も全て絶妙に面白気持ち悪くて最高。だいたい常に笑いをかっさらっていた気がする。

メインキャラ何人かが女装する曲ではピンクのチアリーダー姿が最高にツボだった。自分の「可愛い」よりも他の人の「可愛い」を撮ることに全力だった感じ。スカートが短すぎて、たまにパンツ見えてた。鉄ミュの上越上官の上裸と合わせたらほぼ全身の身体の形が分かってしまうんだけどどういうことだってばよ。

最後の曲の構成が鉄ミュと似てるなぁ、好きだなぁと思ったら音楽と演出・脚本のコンビが鉄ミュと一緒だった。そりゃハマるわ。

私事だが3月末で関東から関西に移ったので、これが遠征せずに見られる最後の東京舞台になった。

 

◆2017.5 しょばみゅFES2017(オリオン役)

これぞ「ステラボールの正しい使い方」。ライブハウスだもん。おい、聞いてるかここ最近のエーステと刀ステ。

前3公演と後ろ3公演で曲どころかストーリーすら違うという珍しい試み。秋の公演への伏線かつ、某メインキャストが別舞台で土曜に物理的に存在できないことに対するアクロバティックな解決策。しょばみゅのそういうところ好き。

ボーカル以外エアバンド、って素直に盛り上がれるのか...??と不安だったけど、ちゃっかりぶち上がった。シンガンは麻薬。だいぶよくなった今だから言えるけど、この当時のアルカレのエア楽器の酷さはすごかったが...そんなのその音絶対鳴らないじゃんっていう...笑

オリオン君、眼光が鋭くて堂々としてて格好よかった。普段、りょーせい君自身があまり時計をつけている印象がないから、ゴツめの時計も普段とギャップがあってよき。キレ者イケメンかと思ったら、意外とポンコツというかどこか抜けてて、愛おしみが強かった。ライブではバイオリンの弓を使って客席を煽るのがめちゃくちゃいい表情してて好き。

 

◆2017.6 心霊探偵八雲(瀬尾 稔役)

りょーせい君めちゃくちゃ出番少なかった。けど、めちゃくちゃおいしいというか、とても重要で演技力が試される役。

序盤のおどおどした姿と、ラストの狂気に満ちた状態のギャップが同じ人間と思えなかった。瀬尾くんもまた悲しみを背負った役だよなぁとしみじみ。警備員姿のビジュアルめちゃ好きだったのでそっちの写真も売ってほしかった。なぜにパーカーなの。

推理小説を原作知らない状態で舞台で観に行くのが初めてだったので、1回目と2回目以降の観劇での世界や登場人物の見え方の違いが新鮮だった。

八雲は大阪でのイベントも行った。当日限定上演の短編でのストーカー役が最高に面白かった。(多分)アドリブ入れての抵抗とかよかったなぁ。

 

◆2017.7 サマイベ

個人イベ。ゲストのりょーしろー君とのダンスがめちゃくちゃかっこよかった。キレがあってセクシーで見惚れた。事務所イベなんだから、事務所から円盤出してくれればいいのに。

りょーせい君自身が作詞した曲の披露もあった。ギターは上手い人がゲストで来てた。正直、バーイベの時のクオリティは「もっと練習時間とらせてあげて...汗」って感じだったから英断だと思う。

そして浴衣姿のりょーせい君とチェキを撮れるという神イベント。チェキ1回権利がチケに含まれてるのありがたい。例えトータル安かったとしてもわざわざチェキ券買うの多分勇気がいるし。積みたい人は別で積める制度も棲み分けできてていい体制だなぁと。

 

◆2017.8 幽劇(メツ役)

読んでいて最高に面白かった記事、虚無リンピックなるものが開催された時の、堂々の金メダル舞台。

確かに脚本と演出には色々突っ込みたいけど、個人的にはそこまで虚無は感じず。りょーせい君、殺陣も役もビジュアルもめちゃくちゃかっこよかったし、私は2公演しか行ってないし。もっと通ってノリを見せられてたらしんどいとは思う。あと、改装したての青年館の2階は本当に本当に見にくかったので今は少しはマシになっていると信じたい。バーが下がるとかクッションとか色々取り組みはしてるみたいだけど。

りょーせい君はキャスト紹介で「股下97cm」をいじられていた経緯で、脚を活かした動きが目立って紹介されててありがたかった。話の中では、いくみん演じるボウ君との絡み多め。頼れるいいアニキ。いかんせん今まで演じてきた役のキャラが濃すぎて、久々(もしかして初めて?)の正統派寄りのイケメン枠。

神宮花火の日に行ったから帰りの周囲の混雑がえげつなかった。予め調べて遅い時間の夜行バス取ってた自分偉い。

 

◆2017.10 しょばみゅ本公演(オリオン役)

フェスの時よりバンド(アダムとイヴはグループ?)が2組も増えて賑やかに。忍迅雷音の曲と雰囲気大好きだから嬉しい。

そういう脚本なので仕方はないが、「ライブが妨害される」話なので、バンドの曲がサビ前とかのめちゃくちゃいいところでブチっと切られるのはめちゃくちゃストレスだった。頼むからその曲最後まで聞かせてくれ。Cross Ambivalenceの歌とメンバーと雰囲気がすごくよかった。オリオン君おいしい。個人的にアイオーンさんがめちゃくちゃ好きかつ性癖なので一緒の曲歌ってくれて嬉しい。

日替わりで色んな企画やってたのもすごいよなぁと。クッキーパーティとか行ってみたかった!

 

◆2018.1 る年(海野 六郎役)

最初は「る のノリ」が分からず、あのなんとも言えない身内感に戸惑ったけどじきに楽しくなった。いかにあれに着いていけるかが「る」を楽しむコツみたいなところある。

脚本が割と複雑*5かつ重めだったので、見応えがすごい。真田十勇士も散り際が壮絶で涙なしでは語れないタイプのやつ。だからこそ満月祭での弾けっぷりがより愛しい。

2部のライブも楽しかった!!全グループあんなに露骨にパクリでいいんだろうか。笑

 

 

今日中に投稿したかったのにまだ1年半分も書けていないという事実。

ただの自己満足だけど多分次の記事に続く。多分。

*1:「万歳」のくだりとか「兄さん」のくだりとか特に笑

*2:正確には完全に上裸ではなく上官衣装の白手袋だけしている状態。裸に白手袋、図的にはえっちなのに全然嫌らしく見えなくてよかった

*3:せっかくメイクとか美術とか綺麗なのにDVDの残念画質オンリー。全景あるんだから普通の映像もっと寄り増やせばいいじゃん。カメラワークが残念。カテコの1年トリオとかほんとにプロが撮った?1人だけ映ってないのいじめじゃない?チャプターをキャプチャもサブタイトルもなしに置かれてもどこのことか全然分からないっすよ。etc

*4:座席くじを引かされて4列目だったのに向こうの手違いで席がなく、説明も謝罪もなく高圧的に再度引かされた席は後ろから2列目→空席めちゃくちゃあるのにそこに強制着席。アナウンスなく20分以上スタートが遅れるも公式からの謝罪なし。司会を座組の中の若手から出したため、全体的に進行ぐだぐだ。複数ハイタッチ券を持っている人への案内をきちんと出さずに「適当に並び直してくださーい」ってその場でスタッフがぼそっと言うだけだったため混乱etc。エイプリルフール開催だったからあれは色々と嘘だったのかもしれない

*5:私の日本史知識が中学生レベルで止まっているのは多分にあるが